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細々と彫りつける

Concering poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

政府は、原発事故放射能汚染土壌の99.8%が再利用できるという仰天試算を発表

 

汚染された土をほぼ全量再利用できるというとんでもない試算を環境省が出したようです。

勝手に8000bqや3000bqで再利用可能と試算しています。

この人たちにとって基準は融通無碍に当てはめられるのでしょう。

しかし8000で再利用とか、特措法の指定基準は何だったのか。

放射能汚染ゴミをまた環境中に出すなら基準を作った意味がありません。

 

原発汚染土、最大で99・8%再利用可能 環境省が試算:朝日新聞デジタル

 

環境省は21日、福島県内の除染で出る2千万立方メートル超の汚染土のうち、最大で約99・8%は再利用できるとの試算を明らかにした。公共事業の資材に活用する方針で、来年度以降、技術開発や再利用のモデル事業を進める。

汚染土の活用を議論する同省の検討会で示した。試算では、土に含まれる放射性セシウムの濃度を、災害廃棄物の再利用基準「1キロあたり3千ベクレル以下」と、国が処分する指定廃棄物の基準「同8千ベクレル超」を下回る場合を仮定。自然減衰で基準を下回るまで待つ場合や、化学的な処理、土の粒の大きさでより分けるなどの手を加えた場合の利用可能量と最終処分量を算出した。

その結果、いずれの基準でも、手を加えた場合、ほとんどが再利用できるとなった。最終処分する量は最も少ない場合、3千ベクレルを基準にすると約10万立方メートル、8千ベクレルだと約4万立方メートルで済むという結果になった。

http://www.asahi.com/sp/articles/ASHDP4WVCHDPULBJ00J.html 

 

まずこの災害廃棄物3000bqで再利用可能とは、非常に限定された基準だったはずですが、かなりさらりと書かれてます。

しかし国の文書にはこうあります。

1 建設副産物を再資源化した資材(建設発生土を含む。以下、「再資 源化資材」という。)の放射能濃度が 100 ベクレル毎キログラム以 下である場合。これらの物は、工事制約のない使用を可能とする。 なお、放射能濃度については、イ)放射性物質による汚染がない深 さを測定し、裕度を加えた深さまで除去した物をできる限り高い頻 度で測定して確認すること、ロ)できる限り網羅的に測定して確認 することなどが考えられる。ただし、当面の間の措置として、福島県浜通り及び中通りにおけ る道路、河川等の屋外の公共工事に使用する再資源化資材について、 表面線量率が 0.23 マイクロシーベルト毎時以下である場合は使用 可能である。なお、当該表面線量率の測定に当たっては、空間線量 率が十分に低い環境又は鉛遮へいを用いる等により外部の放射線 の影響を十分に遮へいできる環境において、できる限り網羅的に行 うこと。

2 利用者・周辺居住者の追加被ばく線量が 10 マイクロシーベルト毎 年以下になるように管理された状態で屋外において遮蔽効果を有 する資材等を用いて利用する場合は使用可能である。例えば下層路 盤材として利用する際には、30 センチメートル以上の覆土等を行 う場合は、3000 ベクレル毎キログラム以下の再資源化資材の使用 が可能である。なお、工事完了後も適切に管理され、遮蔽された状 態を維持することが必要である。また、再利用等に当たっては、対 象となる再資源化資材の発生場所等の履歴、平均的な放射性セシウ ム濃度、利用量、利用箇所等を記録し、当該施設の管理者において 適切に保管すること。

 

平成 25 年 10 月 25 日

 福島県内における公共工事における建設副産物の再利用等に 関する当面の取扱いに関する基本的考え方

 

内閣府原子力災害対策本部 原子力被災者生活支援チーム

復興庁

厚生労働省

農林水産省

国土交通省

環境省

http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/pdf/131025_01a.pdf

 

実は福島県浜通りなど一部地域にはこのような3000bqや100bq再利用基準が適用されていました。私もこれは力足らずで調べられていません。

 

しかしこれ自体非常に問題です。またこれを再利用した結果についてのデータなどもどこに公表されているのだろうか。マスコミもほとんど記事がありません。

 

しかしさらにこれを全国化する恐れはないか?

 

 

 

除染したのをまた洗って使うとは、、

まさに放射能リサイクル、、

何のために除染したかすらももはや意味不明です。

指定廃棄物の処分場が決まらないため、環境省はこのような暴挙に出るのかとも邪推してしまいます。

 

しかし再利用に向けて、除染した土を化学的に洗浄したりふるい分けしたりする技術開発は原発事故以降何度も行われています。

 

おしどりマコさんたちは最近の国の動きをこのように書いています。

特措法の見直しから再利用を環境省は公然と口にするようになりました。

・「放射性物質汚染対処特措法施行状況の取りまとめ」に放射性廃棄物の再生利用について盛り込まれていた。

・2012年から施行された放射性物質汚染対処特措法には、再生利用の文言は入っていない。

 

放射性廃棄物の最終処分量を減らすため、再生利用量を増やすことが目的となっている。

 

・「再生利用条件を満たす被ばく線量の検討」と国民の理解を得るための「啓発活動」が始まる。」

放射性廃棄物を「再生利用」!? | 放射性廃棄物 | OSHIDORI Mako&Ken Portal / おしどりポータルサイト

 

彼らは安全性ではなく、費用対効果や場所を取らないという側面しか考えていないのではないでしょうか。

 

識者からは使い道があるだろうかという意見が出ています。

当然です。

しかし薄めて混ぜ込んだり、公共工事に使う場合補助金を大きくして国が無理やりやるという最悪想定もありえますから警戒が必要かも。

 

 

再利用が進めば、福島県外での最終処分が必要な廃棄物が減り、処分場の受け入れ先を探しやすくなる。ただ、一度放射性物質に汚染された土への不安が残ったり、処理費用がかさんだりする懸念もある。

 検討会の委員からは「使い先がなければ、再利用は絵に描いた餅だ」「処理にかかるコストと得られる利益を示してほしい」などの意見が出た。

http://digital.asahi.com/sp/articles/ASHDP4WVCHDPULBJ00J.html?rm=393