細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

9・25チェルノブイリと福島の現実を知りこれからを考える市民の集い@高槻市

9月25日に高槻市で行われた下記の講演会に参加し

ツイキャス、書き起こしをさせていただきました。

 

チェルノブイリと福島の現実を知りこれからを考える市民の集い - Togetterまとめ 

togetter.com

 

核の事故は

嘘の歴史です。

原爆が投下された時から、その前の開発の時点から

様々な情報が秘匿され、影響は小さく見積もられてきました。

プフルークバイルさんは、チェルノブイリ事故からその状況を見据え

原子力体制が調べない、調べても出さない被害状況を科学的に検証し告発してきました。

原子力村とそれ以外のどちらが正しいか以前に

事実ですら隠されている、あるいは操作されているということがはっきりわかると思います。

武藤さんはその状況の中を今の福島を戦っている人です。

たぶん武藤さんでしかお話しできないような話があったと思います。

 

僕はこのまとめにはありませんが質疑応答の時に

プフルークバイルと武藤さんに質問しました。

武藤さんは身近な方が早く亡くなられていることについて、もう少し聞きたいということと、除染のフレコンが流されてしまったことを聞きました。

武藤さんは8人亡くなっていることについて、それは20~60代であること因果関係はわからないが大変心配しているといいました。

僕もこのように若い人がなくなっていることを、原発事故を抜きに説明できるだろうかと思っています。

除染のフレコンが飯館で流された件について憤っていると。

仮置き場は安全性に問題があるのではないかと。ただ限定的に除染する(例えば子供の遊ぶ庭とか通学路といった限定的な範囲で)ことについては効果がないとまではいえない、意味はあると思うといっていました。

 

プフルークバイルさんには「チェルノブイリでは30キロ圏内に人を返していないが、日本は帰している。どう考えたらいいだろうか」と。

この質問は司会者が日本のことは日本人が考えるべきだといわれたので、日本の部分はプフルークバイルは答えませんでしたが、プフルークバイルはチェルノブイリでも状況はよくないと答えることで、日本とそれほど変わらないといいたいのではないかと思いました。

つまり30キロ圏を囲う柵はずいぶん傷んでおり誰でもはいれる可能性はあること、ウクライナなどはチェルノブイリのゾーンを観光客が入れる場所にしてしまって、よくない意味で誰でも行ける場所になってしまっていること、帰還した人もいて彼らはそこにお墓があるお年寄りであり、彼らはそこでなくなっていること、帰還した人は行政の見守りがないわけではないことを話していました。

また事故が起きたときは戦争に行っていて帰ってきたら家が汚染されていた人もいると。

またすでにチェルノブイリ被災者の医療支援のある部分は打ち切られており、被災者の支援についても雀の涙であったこと。

また、ウクライナベラルーシはこのゾーンの避難指示をいつかは解除したいと考えているということでした。

そう考えると僕はプフルークバイルの話を聞いてこう思いました。

ウクライナベラルーシはいちおう移住権利や保養をさせたものの経済的に持たなくなった。ゆえに、日本ではもう初めから避難をさせない、基準を高くしようとしたということではないかと。