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細々と彫りつける

Concering poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

ケイセイ逆転ならず

詩作品

詩を書いてどうなるか
どうにもならないか
風が強くなってしまって僕にはどうしようもないことなのか
どうしようもない場所で僕はまだ生きているのか
まだ生きてこれからを考えるのもどうしようか


本棚というより本を積み上げただけで
何も片付いておらず
僕は片づけられないでいる、どころか
片づけるということがわからないでいる
目の前のものを並べる努力もしていないが
とりあえず生きている人のふりをしている


それでも欲というものはあるもので
愚か者としての矜持というのはあるもので
木っ端みじんの雲の晴れ間に
どうにかしてやろうという気持ちが起きない
気持ちが起きないことを味わっているわけでもない
何もしようという気が起きないということを
ただ感じているのは敗北ではない


君の手を木の葉だと思うまい
川を母だと思うまい
道を父だと思うまい


何もかも老いていき朽ちるままではないか
新しいものになることはないか
温情を与えてやると
その壁は20年前から僕をもたれさせている
僕はもたれたままその世界が傾いているのを感じている
この世界は少しずつ傾いている
怒っても焦っても傾いている
そのままでいいんじゃないかとは
思わない


だけど傾いている
傾き続けている
多くの人が音を聞いている
ただ傾いていく