細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

県民の7割が放射能が心配と福島民友調査。県知事選争点はやはり放射能対策か。

以下福島民友記事より

福島県知事選挙を迎える福島県民で調査に答えたひとのうち7割が放射性物質の影響を心配してます。(若い人があまり放射能を心配しておらず心配です。危険と認識した若い人は県外に出ているのかもしれませんし、放射能安全キャンペーンが行き届いてしまいやすいのでしょうか)

すべての候補者が脱原発を唱えてる福島県知事選挙ですが、放射能被曝対策が争点なのはこれを見ても間違いがないでしょう。
ただ、それが明快に選挙結果に表れるかは、組織票や投票率有権者の気持ちによると思われます。

放射性物質影響、7割が「心配」 知事選・世論調査

知 事選の本社世 論調 査では、 原発事故 によ る放 射性物質が健康に与える影響についてどの程度心配しているかを尋ねた結果、回答者の7割が 「非常に心配」「多少は心配」と答え、事故か ら3年7カ月が過ぎても、放射線に不安を抱え ながら生活を続けている現状が浮かんだ。
各世代とも半数以上が放射線不安を抱いてい るが、子育て世代の20〜30代は58%と世代間では最も低い。40〜50代は計68%。 60歳以上が73%で、若い層ほど影響への懸 念が低くなった。
一方、20〜30代では27%が「あまり心 配していない」、15%が「全く心配していな い」と回答、いずれも各年代で最も高い割合 だった。
(2014年10月21日 福島民友・県内選 挙ニュース)

http://www.minyu-net.com/osusume/senkyo/news/141021/news2.html


優勢が伝えられる自民民主社民維新支援の内堀元副知事ですが、脱原発以外は歯切れがよくないようです。
被曝対策については、井戸川、熊坂候補が現福島県政への批判を強めています。

全10問のうち、7問が原発被曝被災者支 援に関する質問。地元紙の世論調査でも「 圧倒的優位」が伝えられる内堀候補の回答 に注目が集まったが、明確に賛意を示した のは「即時廃炉」のみ。他はすべて賛否を 示さず、議会答弁のような抽象的な回答を記入するにとどまった。

福島県知事選】一致したのは「廃炉」のみ。「尿検査」「水利権」など違い明らか〜公開質問 |民の声新聞|Ameba (アメーバ) http://s.ameblo.jp/rain37/entry-11941284029.html

しかしこの記事は各候補の解答がかなり省略されてます。
詳しくは

ふくしま希望会議 http://www.fukushima-kibou-kaigi.jp/#proposal

福島県知事選挙各候補の解答がみれます。

そしてこのようなアンケートも。
これは鮫川村などの焼却炉問題を考える市民団体のものです。

http://blog-imgs-47.fc2.com/g/o/m/gomif/20141022153933d97.htm

事故に因り放射能汚染された廃棄物の焼却処理に反対している候補は井戸川、伊関候補、慎重なのが金子候補、焼却はやむを得ないとするのは熊坂候補、内堀候補はほぼ国の見解と変わらないという印象です。

放射能汚染廃棄物対策については現地で危険ではないか、政府や県の進め方に問題ありという声があがっており、この場面有力三候補の中では井戸川候補が反対の声をよく反映しているように見えます。

福島県知事選挙、争点が明確ではないという声もありますが、違うと思います。今まで見たように候補は現福島県政を踏襲するか、県政の被曝対策を不十分とし、被曝対策を世り徹底するかで意見がはっきり違っています。

こう見てくるとやはり最大の放射能汚染地域を抱える自治体としてまずは放射能汚染にどう対処するかが求められているのではないでしょうか。

福島県知事選挙は、10月26日に投票が行われます。