細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

20世紀の悪魔から逃れるしか私たちが誇る最後の倫理は生きていけないだろう―解釈改憲はよくない

平和を作るための議論がしたい。
日本がさらに軍事化すれば東アジアの
パワーバランスが致命的に崩壊するかもしれない。

アメリカの時代ではないという意味で
総理が戦後体制の脱却を図ろうとするのだろうが
単なる先守防衛ではなく
さらなる武装拡大をするのは
容認しがたい。

むろん脅威があるからだとか
原発事故が起きたからあとは
野となれだとか
自棄になって原発輸出にプルトニウムのさらなる
蓄積に果ては核保有なんて
意見があるのかも知らん
産油国に頼れないからというのかもしらん
あるいは
エネルギーについて改める気がなくなるほど
日本はズブズブなんかもしらん。

しかし悪いことはいわない。
地味な国になるのだ。
人間と生き物を
細々といかす国になるのだ。

そのためには、放射能から生命を防衛し
また武器でひとを傷つけない国となるしかなかろう。

今は目標に遠くても
放射能と巨大な火器という
20世紀の悪魔から逃れるしか
私たちが誇る最後の倫理は
生きていけないだろう