細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

川内原発再稼働有力のようですが、火山、火山灰、地震全てのリスクがあるようですね

再稼働が噂される川内原発

規制委が九電川内原発の優先 審査決定、再稼動1番乗りの公 算大 2014年 03月 13日 20:34 JST [東京 13日 ロ イター]
http://sp.m.reuters.co.jp/news/newsBodyPI.php?url=http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2C00X20140313
なにをかいわんや鹿児島県知事が動かしたいんですね。
政治日程でアドバルーンをあげるのに、規制委員会も加担しないでほしいですね。
規制委員会は政治から中立でやってくださいよ。

で、原子力規制委員会が合格第一番にしそうだという報道が流れた翌日に愛媛の沖合で震度5強地震が起きました。
伊予灘地震、6県で19人けが 愛媛や広島で断水 - 朝日新聞デジタル (http://www.asahi.com) http://t.asahi.com/e7wx
広島県では呉市などで計12棟の建物被害 が確認された。愛媛県広島県で断水があ り、落石による通行止めも起きている。岡山 県 倉敷市三菱自動車水島製作所では、工場 の間仕切り壁3カ所がそれぞれ数十センチにわ たって壊れる被害が出た。

愛媛県などによると、伊方原発(愛媛 県伊方町)、島根原発松江市)ともに異常 はないという。 」

それは上関原発建設予定地と、伊方原発両方のすぐそばです。
地震が活動を激しくし、東南海地震がいつ起きてもおかしくないのに、再稼働という安倍政権。防災だなんだといいながら支離滅裂ですね。
結局は人類や生態系より経済ということでしょうか。本末てんとうです。

実は川内原発、最大の敵は火山ですが対策は「監視」
のみです。
川内原発】火山対策ほぼ白紙 過去に火砕流到達も - SankeiBiz http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/140313/cpd1403131906001-n1.htm

地質学者の井村隆介氏はTwitterでこう述べています。

Ryusuke IMURAさん(@tigers_1964)の2:22 午後 on 水, 1 22, 2014のツイート:
川内原発を襲うような巨大火砕流噴火が起これば、南九州はすべての人が死んでいるので、川内原発の存在は南九州以外の人が真剣に考えないといけないことなのだよ。
(https://twitter.com/tigers_1964/status/425861101893722112)

Ryusuke IMURAさん(@tigers_1964)の1:52 午後 on 金, 3 14, 2014のツイート:
そもそも、わずか3万年前に大規模火砕流に襲われたところに原発があるのが間違い。3年前の出来事は、「今なら間に合う」と、自然がくれた最後の警鐘かもしれないね。
(https://twitter.com/tigers_1964/status/444335182053515264)

地質学者に存在自体の間違いを指摘されてる川内原発

しかも火山灰も降るんですね。

川内原発「桜島の降灰量予測困難」 田中規制委員長 - 朝日新聞デジタル (http://www.asahi.com) http://t.asahi.com/e825

なんでこんな場所で原発を動かすんでしょうか?つうかなんで建てられたのか?


川内原発の想定地震

九電は12日の審査会合で、申請時の540 ガル(ガルは加速度の単位)から620ガルに 引き上げる方針を改めて提示 」 / “川内原発:審査優先へ 規制委、地震想定を了承 - 毎日新聞http://t.co/YY9xEQgR6s

ガルというのはガリレオに由来する加速度を表す単位です。揺れの激しさを指します。マグニチュードはエネルギーの単位です。

そしてこれまで起きた日本の巨大地震地震動。

地震の場合、ガルが大きいほど揺れが激しいことを示すが、建物などの被害は地震の周期や継続 時間に影響を受けるため、必ずしも震度や被害とは直接結びつかない。例えば、震度7を記録した阪神大震災では最大900ガルだったが、新潟県中越沖地震では、柏崎刈羽原発で最大2000ガルを計測し たとされる。 また、2008年6月の岩手・宮城内陸地震で最大加 速度4022ガルが記録され、世界最大加速度として ギネスに認定されたいっぽう、東日本大震災での 最大加速度は2933ガル、関東大震災では300〜400 ガルだったとされている。

http://www.hazardlab.jp/know/glossary/%E3%82%AC%E3%83%AB

一目瞭然ですが、川内原発の想定地震動は阪神大震災クラスの直下型地震に及びません。
つまり、それが来たらアウトです。

柏崎刈羽は2000ガルですから、川内原発の想定地震動の三倍です。福島の事故のあと柏崎刈羽原発を持つ新潟の泉田知事が再稼働に反対するのがよくわかりますね。

しかも以下の資料によると九州電力地震評価は文科省による地震調査委員会に酷評されているとあります。
さらに火山が近くにある場合、原発の立地適格性にも関わってくるんですね。 
[PDF] 第 1 部 川内原発直近の巨大活断層 -Synapse
http://www.synapse.ne.jp/peace/sendaigenpatusaikadouhantaipanph.pdf

どうしたら規制委員会は規制基準をクリアしたといえるのでしょうか。

[PDF] 東日本大震災における 原子力発電所 の影響と現在の状況 
http://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&cd=9&ved=0CDoQFjAI&url=http%3A%2F%2Fwww.tepco.co.jp%2Fnu%2Ffukushima-np%2Foutline%2Fpdf%2Ff12np-gaiyou_1.pdf&ei=kaYiU76uM8mBkQXr7oDoCA&usg=AFQjCNHLsUwGPvuvdMzGmDsHYbDb4OX_jA

東京電力の資料です。
1から3号機を襲った地震動は400から500ガルです。それに津波が加わり電源や冷却機能は失われ、機能がマヒして、メルトダウンしました。

原発地震津波に弱いというべきでしょう。

BWRとPWRは構造が違いますが、格納容器はBWRとちがい窒素ではなく空気で満たされていて、水素爆発のリスクは高く、ベントをしても放射能は出ますし冷却ができなければメルトダウンは進行し金属やコンクリや水に高温のデブリが触れると爆発リスクはあがります。  

素人なので読解は不確かながら、規制委員会の川内原発に関わる地震資料を読んでみました。

第92回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合

平成26年3月12日(水)14:00〜18:00 原子力規制委員会 13F 会議室A

配布資料

資料3-1 川内原子力発電所 基準地震動の策定について(コメント回答)(1/2)【PDF:26.2MB】 川内原子力発電所 基準地震動の策定について(コメント回答)(2/2)【PDF:17.8MB】

http://www.nsr.go.jp/activity/regulation/tekigousei/20140312.html

しかし、色々な地震データを継ぎはぎして何とかクリアするための試算を作っているようにしかみえません。
これを越える事態が起きた場合、コアキャッチャーも備えていない日本の原発はアウトです。
安全とかいうならコアキャッチャーをつけてみてから、話をしたら?と思うんですが、下の地震回数や川内の場合火山もありますから建家を二重にして早く廃炉にしていただきたいです。

福島事故の放射能影響がもっとも少ない九州の環境をまず守る。これから人口減少ですし、たくさんの人々が豊かな自然を満喫しそこから地域の農産や地場産業を守る。私はそれが福島の教訓だと思えてなりません。
これは、新潟や北海道や被災地や西日本すべての原発自治体にいえます。
大阪や東京は都市ですが自然がありません。
都市は環境破壊の最たるものです。
私は大阪でも山がある町に育ちましたから、大阪の中心街は息苦しいです。
都会ものが贅沢いうなといわれますが、繁栄の代価は大きいですから今ある自然とともに生きることが、エネルギー減少社会には大切だと思います。
きれいごとでいっているのではなく、大気汚染などについて調べていて私は深刻な都市化問題に気づきました。

あらためて日本の地震データを見ましょう。

主な地震の強震観測データ

最近の主な地震(震度分布、加速度応答スペク トル、観測点の波形が見られます)

2013年4月13日05時33分 淡路島付近の地震 2011年4月12日14時07分 福島県中通り地震 2011年4月11日17時16分 福島県浜通り地震 2011年4月07日23時32分 宮城県沖の地震 2011年3月15日22時31分 静岡県東部の地震 2011年3月12日03時59分 長野県北部の地震 2011年3月11日15時15分 茨城県沖の地震 2011年3月11日14時46分 平成23年 (2011年)東北地方太平洋沖地震
2009年8月11日05時07分 駿河湾地震
2008年7月24日00時26分 岩手県沿岸北 部の地震
2008年6月14日08時43分 平成20年 (2008年)岩手・宮城内陸地震
2007年7月16日10時13分 平成19年 (2007年)新潟県中越沖地震
2007年3月25日09時41分 平成19年 (2007年)能登半島地震 2005年8月16日11時46分 宮城県沖の地震
2005年3月20日10時53分 福岡県北西沖 の地震 2004年10月23日17時56分 平成16年 (2004年)新潟県中越地震
2003年9月26日06時08分 十勝沖の地震 (「平成15年(2003年)十勝沖地震」の最大 余震) 2003年9月26日04時50分 平成15年 (2003年)十勝沖地震
2003年7月26日07時13分 宮城県北部の地震 2003年5月26日18時24分 宮城県沖の地震 2001年3月24日15時27分 平成13年 (2001年)芸予地震
2000年10月6日13時30分 平成12年(2000 年)鳥取県西部地震

http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/kyoshin/jishin/index.html

モーメントマグニチュードが概 ね6.5以上(海外の地震は7.0以 上)の地震について、 地下の断 層の破壊伝播の様子などを解析した資料を掲載しています。
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/sourceprocess/index.html

すごい数ですね。こんな揺れる国で原発を動かすなんて、科学的にありえない。