細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

滋賀県警がやっと汚染チップ不法投棄について告発受理。しかし放射能拡散の懸念はまだ消えない。

やっと昨日滋賀県警が市民の告発を受理し不法投棄業者を捜査です。

中日新聞:汚染チップで家宅捜索へ 滋賀県警が告発受理:社会(CHUNICHI Web)

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014030301002636.html

告発に動いた先生方や関係者の方々に感謝です。

滋賀県もやっと一歩動きました。
しかし課題はまだまだあります。
刑事告発のほかにまだまだ明らかになっていないことがあります。

まず、県外処理施設の名前も場所もいまだわかりません。京都新聞2月27日より

県は昨年12月から、河川敷に敷き詰められ たり大型土のうに入れられていたチップを現場 から撤去し、後ですき取った周辺土壌も合わせ て県外の廃棄物処理施設に運ぶ作業を行ってい た。搬出したチップと周辺土壌は大型土のう( 約1立方メートル)計527袋に達した。施設の場所は今回も明らかにしなかった。

http://s.kyoto-np.jp/top/article/20140227000162

次に気になるのは県外で一般廃棄物として
処理されている懸念があります。

さらに、一般廃棄物として処理するために
石田先生の12000ベクレルの測定結果を滋賀県が否定した可能性がありますね
http://www.jimmin.com/htmldoc/150701.htm

さらに滋賀県は撤去後の土壌は安全だと早々に宣言。
安全宣言だけは早いですがこれまでの経過から滋賀県放射能対応には国と連動した過小評価の懸念あり。
注意したいところ。

滋賀・汚染チップ 土壌の放射性濃度 国の基準「下回る」|MBSニュース-MBS毎日放送の動画ニュースサイト- http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000004023.shtml @mbs_newsから

先日嘉田知事が環境省を訪ねた際にも
どんな話をされたのか。8000ベクレル以下を一般廃棄物という前提で嘉田知事と環境省が話された危惧もしています。いったいこの「指定廃棄物の基準値以下 の廃棄物を受け入れられる広域処理施設の確保」とは何なんでしょうか。
他の記事は削除されましたがABCなどでは
一般廃棄物として処理可能としている記事もあり
しかし県測定で最大3900ベクレル、石田測定は風乾による測定で
12000ベクレル
事故前の100ベクレルからすれば両者とも何倍にもなります。
しかも事故後にも原発施設内では100ベクレル以下でも
慎重に管理されているという記事はありました。

いま起きていることはやはり事故前にあった決まりをむやみに
事故が起きたからといって、政府が緩和し続けてしまっていて
危険です。

まさか国が8000ベクレル以下を全国で一般廃棄物として処理するのではないでしょうね?
そんなこと考えたくもないですが
今までの環境省のやり方ではありえないともいえません。

また嘉田知事は、環境省で谷津龍太郎事務次 官と面談。高島市内の鴨川河川敷に放射性セシ ウムに汚染された木材チップが放置されている 問題で、国が処理する指定廃棄物の基準値以下 の廃棄物を受け入れられる広域処理施設の確保 などを求めた。

http://s.kyoto-np.jp/politics/article/20140219000163

さらに夏の県知事選挙で滋賀県自民党経産省官僚を候補に立てるようなんですね。

嘉田由紀子知事の任期満了(7月19日)に 伴う滋賀県知事選に、自民党県連が内閣官房日 本経済再生総合事務局の小鑓隆史(こやり・た かし)参事官(47)を擁立する方針を固めた ことが関係者への取材で分かった。19日に東 京都内で県連幹部らが面談し、小鑓氏が立候補 を了承したという。

小鑓氏は大津市出身。京都大卒業後、199 2年に通商産業省(現・経済産業省)に入省 し、現在は内閣官房に出向

http://sp.mainichi.jp/select/news/20140220k0000m010159000c.html

これまで見たように嘉田知事の、原発放射能対策も不十分きわまりないのに、自民党候補が出て勝ってしまえば、さらに福井原発の再稼働、放射能拡散、オスプレイ配備が近畿で進みかねないと不安です。