細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

琵琶湖に恋した知事の、足元の汚染チップはどこへゆく

琵琶湖に近い滋賀県高島市の河川敷に放射性セシ ウムに汚染された木くずが放置されている問題 で、業者による撤去作業が1月6日、始まり、ト ラックによる搬出が始まったが、県は行き先や搬 出量は「明らかにできない」としている。

琵琶湖近くの汚染チップ 搬出始まるがトラックが迷走 « Bran http://bran7.net/archives/44089

というわけで、滋賀県は琵琶湖岸に放射能汚染チップを不法投棄した事業者を廃棄物処理法違反で告発や行政指導しないどころか、汚染チップを謎の業者に運ばせ行き先は教えられないとしています。

そして滋賀県のトップ嘉田由紀子知事はかつて岩波書店から『生活環境主義でいこう 琵琶湖に恋した知事』というタイトルの本を出しています。彼女は琵琶湖を守る環境社会学者として知事になったわけですが、足元の不法投棄を許しており、本当にもう悪い冗談かと思います。

311後の専門家の原子力事故を前にした、市民の命を守らない発言をいくつもみて、げんなりしてきたわけですが、嘉田知事もこの汚名を晴らすために事実関係を明らかにすべきではないでしょうか。
市民参加の環境行政を訴えてきたわけですから。