細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

西に何があるのか。

昨日奥田民生が「笑っていいとも」に出ていた。そこだけ真面目にみた。タモリも民生と仲良しだから楽しそうだった。「笑っていいとも」はもうしばらくで終わる。笑っていいともの終わりは、テレビの、東京の時代を思わせる出来事だ。
そのある種の「東京の終わり」を被爆地広島出身のシンガー奥田民生はただのおじさんとして通りがかったようだった。
何の話をしていただろうか。民生が50肩で肩が上がらないといっていた。
いつもの飾らない、平温の民生がいた。

新曲が出た。


風は西から 奥田民生 歌詞情報 - goo 音楽 #goomusic_tw http://music.goo.ne.jp/sp/lyric/LYRUTND150442/index.html
なぜ風は西からふくのか。

なぜ街は西から驚いていくのか。

映像のロボットはなぜ黄色と黒のマークなのか
西に自由があるのになぜ彼は実験体に戻り
壁に衝突してしまうのか。
これは移動と帰還(及び帰還の中にある絶望)の物語なのだろう。

私はどうしても311以降に日本と日本に住まう人がおかれている
状況が想像されてならない。
社会や環境のあらゆる状況が見えてしまう。
民生はそんなつもりで作っていないというだろう。
しかし彼なりの視野がそこには
はっきり見えるように感じる。