細々と彫りつける

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特定秘密保護法が「核物質防護」を機密にするなら、福島第一原発事故の検証と汚染評価は困難になる!?

秘密保護法で、原発や放射性物質に関する情報は合法的に隠ぺいされる!? - 細々と彫りつける

この記事を書いて、しばらく何かが足りない気がしていましたが
気づきました。
特定秘密保護法案が成立したら特に福島第一原発の事故の検証が難しくなる可能性があります。
(いくつかの事故検証委員会が立ち上げられましたが東電や政府の情報開示が不十分で
事故の原因を徹底的に究明できていません。そして真の事故の状況が公開され切らないまま特定秘密保護法ができれば危険だといいたいのです)
なぜならそれは核燃料のある建屋で起きた事故であり
使用済み核燃料プールにもダメージがあったからです。
そして、建屋そのものをふきとばしたのは
溶融燃料がジルコニウム被覆管を溶かして発生した
水素です。
また、その爆発は核分裂生成物を撒き散らしました。
これら核燃料や核分裂生成物は、特定秘密の「核物質」であり
「核物質防護」のど真ん中が原子炉本体です。
またプルトニウムなども「核物質防護」の対象になりえます。
原発輸出やプルトニウムの処理についても闇につつまれ
核物質がもたらす放射能汚染健康被害の影響の検証も
難しくなりかねません。

私の予感が当たらないことを望みたいですが
政府の帰還方針や総理の汚染水ブロック宣言、健康被害の無視、東電延命をみていると
楽観できません。
小泉さんもこれらについてなんら言及していません。
野党も自民党の良識ある議員もあらゆる民間団体も
特定秘密保護法を廃案にするよう働きかけるようあらためて
呼び掛けます。