細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

橋下さんが優良会社にした大阪府は実は5年後に財政健全化団体へ転落予定

時は2008年、5年前、橋下徹氏は知事になりました。

早速華々しく宣言!!

大阪府橋下徹新知事は6日、初登庁した。
橋下知事は、集まった約450人の職員に対し、「破産会社の従業員であるとの認識を持つ。」「財政を立て直すため、行政慣行の悪い部分は本日をもって変える。賛否両論を巻き起こすような攻めの政策立案をしてほしい。」と訴え、財政再建を最重要課題として取り組む姿勢を鮮明に打ち出した。

http://blog.livedoor.jp/beach1188/archives/51127131.html

5兆円の借金を抱える府財政について「大阪府財政非常事態宣言」を発表して再建に最優先で取り組む姿勢を見せた。府債の借り換えによる「赤字隠し」とは決別し、非常事態宣言を出すことですべての事業出資法人、公的施設を見直すとしている。「府民にも一定の迷惑をかけるかもしれない」と選挙戦での論調と微妙に違う発言もあったが、具体的にどのような迷惑をかけるかの明確な答えはこの日はなかった。
http://janjan.voicejapan.org/government/0802/0802060349/1.php


そして本当に色々なことがありましたが
2011年10月府知事を辞任、大阪市長

橋下氏は同日の記者会見で「財政再建を進めたことで、百パーセントではないが、次世代の子供たちに一定の責務を果たせた」と約3年9カ月の任期を振り返った。

府財政は08年度に実質収支が11年ぶりに黒字化。橋下氏は職員向けの辞任挨拶では「優良会社の従業員」と財政再建の成果を強調しながら労をねぎらった。ただ、府債残高総額は10年度、初めて6兆円を突破した。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASHC3102G_R31C11A0000000/


しかし2012年9月、橋下府知事辞任から一年もたたないうちに…

大阪府が平成24年9月14日公表した健全化判断比率によると
実質公債比率が18.4%とはじめて18%を超え、大阪府が起債許可団体に転落した事が明らかとなりました。
http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/704.html

そして2013年2月末

大阪府は、去年2月に施行された「財政運営基本条例」に基づき、毎年度、府の財政状況に関する中長期の試算、試みの計算を公表することになっていて、平成26年度から45年度までの試算を公表しました。
それによりますと、平成26年度からの3年間と平成34年度からの10年間、大幅な財源不足になるとしています。
このうち、26年度からの3年間は、府の借金返済のための基金に、840億円を積み立てることなどが必要なためで、積み立てができなければ、平成30年度には、財政健全化計画の策定を義務づけられる「財政健全化団体」に陥る恐れがあるとしています。
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130224/5679081.html

橋下前府知事が財政再建を果たし優良会社になったと豪語して1年後、起債許可団体になり、その半年後に5年後には「財政健全化団体」転落すると大阪府自身が言っています。
さすがに橋下さんが府知事辞任時にいったことは「嘘だった」「問題を隠していた」と橋下さんはいうべきときではないでしょうか。

思えばWTC、水道局、瓦礫豪語するたびに大騒ぎし結局混乱と失敗のつけは彼自身は払いませんでした。おそらく平成30年には彼は大阪にもいないでしょう。

前からわかっていた財政再建は嘘だった問題。

もちろん彼一人で財政再建は難しいのは当然です。
財政再建は大変困難な問題でした。だからといってできもしないことをはったりでいったり、その挙句失敗したりする人の責任は問うべきです。またそういう人に票を入れるのはいい加減やめたらどうでしょうか。橋下さんも投票する人にも言いたいことは、大阪は君たちのギャンブルの舞台ではないということです。生活する場所なんです。それをもう一度思い起こせば、とるべき方向は自明です。