細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

大阪の民主制度はいかに骨抜きにされているかー橋下を使った作戦

橋下を使用した作戦 
1・民主的過程を意図的に破壊しつつ「形式的には」民主過程であると強調する
2・メディアを利用する
3・暴力的な言動にも理があると思わせる
4・市場に公共サービスを売ることが善であるという刷り込みを行い不況の原因への対策を  あきらめさせる
5・それらを改革と呼ばせる
6・資本を導入する

敵の飛行物体を時速何ノットで、推進力と作戦行動予定はどのくらいで、どの方角にどの高度で飛んでいるかを把握できなければ、撃墜できないのと同じように、橋下のスペックはどれくらいで、作戦目的は何で、どういう言動が批判するに値しその批判の方法が何か選択しなければ撃墜できない。

ハシモトはしきりに煙幕を張りながら周囲の護衛戦闘機の姿を隠して飛んでいるため、彼らがチームで行動して行政組織をいかにのっとっているか見えにくくしている。特に彼が大げさな言動で相手をののしっているときはどんな目的がありどこで別働隊が工作しているかという推測はいると思う

彼の行動は私たちの民主社会を少しずつ切り崩していくという戦略的プログラムの一環です。 それは彼のブレーンを見ればすぐにわかります。

で、リコールっていうのは「辞めさせる」っていうことなんですが、解職請求なんだけど、お前は首だといえば首にできるわけではない。リコールは署名集め、議会採決、住民投票という一連の行政手続きを伴うのである。しかし「首にしてやる」という意味だけでリコールを使用している例多数。 これはハシモトを全く苦しめない。リコールをする根回しや実行プログラムが必要です。

ちょっと前の橋下市長の発言。議論を打ち切って俺の言うとおりにしろをお上手に言っている典型例https://twitter.com/t_ishin/status/222175729746583552 … 

いやあ民主主義を破壊して、資本の露払いをするだけのお仕事って本当に愚かですね

たとえば瓦礫
大阪市環境局には様々な団体による原発再稼働反対と瓦礫受入れ反対の団体要望が来ている。到底進めていいとは思えない。 / “大阪市市政 団体との協議等の実施状況一覧(環境局)” http://htn.to/kXpvM1

政府は早期に、大量に発生した災害廃棄物を処理するために全国自治体への要請を行う「広域処理」の方針を決定したが、去る6月29日、広域処理分の総量縮減などもあり、細野環境大臣より広域処理終息宣言が出された。しかし、放射性物質や、人体に有害な物質が混在する災害廃棄物の受け入れをめぐって、実施主体である全国の市町村において住民の反対などにより難航している。

 すでに受け入れを実施している東京二十三区清掃一部事務組合において、飛灰から放射性セシウムが大量に検出されていることが公表されている。その他、千歳清掃工場において水銀を焼却したために焼却炉が停止せざるをえなかったこと、また、静岡県島田市において試験焼却の段階でバグフィルター処理後セシウムの約4割が行方不明になったことなどを踏まえ、災害廃棄物は可燃物であっても、現地処理・広域処理にかかわらず焼却による危険性を鑑み、宮城県議会などで提唱されている防災林、防潮堤などに焼却することなく埋立て利用することも検討されたい。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

放射性物質など有害物質を含んだ可燃性災害廃棄物処理に対する意見書
大阪市 大阪市会 放射性物質など有害物質を含んだ可燃性災害廃棄物処理に対する意見書

議案第188号「平成24年度大阪市一般会計補正予算(第1回)」に対する附帯決議

 

災害廃棄物の広域処理に関する予算執行にあたっては、

①市民・事業者等への納得のいく充分な説明をすること

②夢洲周辺の海域に関連する漁業従事者への説明をすること

③安全性を確認するための検証を重ね、結果を公表すること

④細野環境大臣から指摘のあった有害物質(ヒ素六価クロムアスベスト・水銀等)を含む災害廃棄物については、事前に検査し、産業廃棄物として適切に処理すること

以上の項目について履行するとともに、安全性が確認できるまでは、試験焼却及び本格受け入れは行わないこと。
http://www.city.osaka.lg.jp/shikai/page/0000178947.html

議員提出議案第42号 東日本大震災の廃棄物焼却等による環境保持に関する条例案 11月20日付託(民保)→閉会中継続審査





こういう民主的過程があると、この民主的過程を無視するわけにもいかず
かといってどうしても災害廃棄物を受け入れなければ
市長は、市長を看板にした勢力は
メンツが立たないようですので
警察などを動員しています。

橋下市長のおっしゃる民主的過程というお言葉のメッキの下には
強権が隠れたことを図らずも露呈させ
さらにまだ試験焼却を行政の裁量処分で強行していこうとしている。

瓦礫以外の件では先日のエントリーで書いたようにそもそも市長の政治活動は市条例でも固く禁じられているほか

日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長10+件は19日、国政10+件進出後初めて平日に街頭演説に立った。維新の顔として今後、全国遊説を本格化させる。事実上の選挙戦に走り始めた橋下氏に、市民や他党の議員から大阪都構想など市政への影響を懸念する声も上がっている。【茶谷亮、熊谷豪】

 「今日から全国回ります」。19日午後、大阪府高槻市のJR高槻駅前で衆院解散後初めて、街頭演説した橋下氏は、集まった多くの聴衆に精力的に全国遊説する考えを示した。大阪の地域政党から出発した日本維新の会にとって、知名度のある橋下氏の全国遊説は大きな武器だ。

 大阪市長と国政10+件政党トップの両立について、これまで「プライベートや寝る時間を割けばいい」と説明していた橋下氏だが、事実上の選挙戦に突入し、公務日程は空白が目立ってきた。

 市などによると、19日は公務がなく、4カ所で演説。20日は市議会に出席するが、21日も午後1時から5カ所の遊説に回る。市職員は「市長の公務を入れにくい」と頭を抱え、市役所には「平日に何をしているんだ」と苦情も寄せられている。

http://mainichi.jp/select/news/20121120mog00m010026000c.html

原発政策は、維新八策で「脱原発依存体制の構築」とされ、公約素案も「既存原発の2030年代までの全廃」を掲げた。しかし、合流後の基本政策では「(安全基準など)ルールの構築」と大きく後退したため「政策抜きの合流」との批判を招いていた。

 協議では、両氏が将来の方向性として脱原発依存を盛り込むことで一致。同時に、旧太陽の意向を踏まえ、従来の維新の主張のように年限を区切って全廃を目指すことは見送る方向となった。
http://mainichi.jp/select/news/20121123k0000m010094000c.html


これは私たちの社会の問題です。