橋下市長は事実ベースで話してください

揚げ足取りかとも思って書くのをためらったが、橋下市長のプロパガンダ的手法があまりにもひどいので紹介する。
僕は大阪で生まれ育ったが、大阪の人間と他の府県を対立させるようなあおりはやめてほしい。

大阪府・大阪市では被災地のがれきについて、安全性を確認した上で、受け入れることを進めている。住民の皆さんにしっかり説明することは当然である。しかし住民の皆さん以外から、反対の声は凄まじい。
— 橋下徹さん (@t_ishin) 8月5,2012

橋下徹@t_ishin
「大阪府・大阪市では被災地のがれきについて、安全性を確認した上で、受け入れることを進めている。住民の皆さんにしっかり説明することは当然である。しかし住民の皆さん以外から、反対の声は凄まじい。」2012年8月5日 - 12:44 ついっぷる/twippleから
↓
↓
↓
しかしこういう事実があるのだ。

ページが見つかりません - MSN産経west

2012.7.26 18:37
　東日本大震災で発生したがれきの広域処理をめぐり、大阪市内で子育て中の母親らでつくる市民３団体が２６日、橋下徹市長に受け入れ計画の撤回を求める此花区民の署名３６１８筆の目録を市に提出した。
　署名活動をしたのは「放射能から子どもを守るママの会・大阪市」の小林和代代表ら。がれきを受け入れれば健康被害が懸念されるとして、焼却・焼却灰の埋め立て計画の撤回など４項目への賛同を求め、６月３０日〜７月２５日に３６１８筆を集めた。１万筆を目指して９月まで活動を続け、正式に署名を提出するという。
　小林代表は「市民の命や健康、財産を守るのが市長の仕事。受け入れ計画を撤回してほしい」と話した。

少なくとも此花区で署名が集められていることは事実である。

またこういうニュースもある。
http://osakacity.doorblog.jp/archives/12922793.html
また市会では反対の意見書も出ている。附帯決議もくっついている。

もちろん大阪湾に埋め立てるのだから、兵庫県の方が心配するのも
当然である。海や空気に境はない。公人なのだから他の府県への環境影響は当然考えてしかるべきである。
西淀川区の大気汚染公害の原因は此花区や尼崎市に関電などの企業がつくっていた火力発電所や工場が原因で起きたのである。
また震災がれき自体、フェニックスへの埋立や処理に慎重な自治体も複数ある。
橋下市長はそういう大阪湾沿岸の他の自治体のことを考えないのだろうか。
そういう自己中心的な態度で、がれきの時だけ被災者を持ち出すから
信用を失うのだ。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005221447.shtml