細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

なぜ原発に頼らない社会にしたいと総理は言ったか考えてみた。

(7月14日19時42分追記)
 原発や震災から離れた話題をそろそろ書こうかなと思っていたら、菅総理脱原発会見があり、しかも巷にあまりにも奇妙な首相会見への解釈がまかり通っていて、変だなと思ったので書きます。おまえがいうなとか具体的な方向が見えないっていうのはわかるのだけど、いくらなんでも菅総理の言動の受け取り方が変じゃないだろうか。宣言して、きちんと検討を指示すれば私はそれでおかしくないと思う。(しかしそれができるかどうかが不透明ではあるのだ。いつ原発をどのように止めるかも)
 ただし、その一方で菅総理原子力災害対策本部長である。総理、海江田大臣、経産省文科省以下、東電などなど今回の事故責任者に関しては国際機関だけでなく、日本の国会で調査委員会を設けたり独立した機関で徹底して事故の経緯や責任を追及しなければならない。(そしてそれは今からでも、時間をかけてやることができるが、やらない。総理が事故調を立ち上げただけで国会が本気でやろうという気配はみえない。これだけでも国会のある部分の人々が変化を恐れて何もかもが中途半端になっているのがわかるだろう)

http://www.asahi.com/politics/update/0713/TKY201107130598.html

首相はエネルギー政策の転換をめざす理由について「原子力事故のリスクの大きさを考えた時、これまで考えていた安全確保の考え方だけでは律することができない技術だと痛感した」と説明。その上で「原発に依存しない社会」を挙げ、「これから我が国がめざすべき方向だ」とした。さらに昨年6月に閣議決定されたエネルギー基本計画を例示し、「2030年に原子力の発電比率を53%に高める内容だが、それを白紙撤回する」と述べた。

 ただ、原発削減の具体的道筋は「廃炉計画は中長期展望を持って議論し、計画を固めていきたい」と明言せず、「エネルギー政策の転換はかなりの議論を必要とし、国会でも行われている。それを踏まえ、私が(政権に)責任を持っている間は私の段階で議論、計画を立案するが、私の段階ですべてできると思っているわけではない」と語った


 まず、日本国の首相が原子力発電がこの国で始まってからというもの、原子力に頼らない社会を建設すると述べたのは公式には恐らく初めてだと思います。それは国策推進を切り替えるということで、その長である総理が言った意味は大きいです。総理の過去の反省は足りませんが、自公それから民主党にも国策推進への反省はないので、総理がいくら人気取りで言おうと中身そのものはまちがっていないので、この社会で起きた大きな変化の一つととらえるべきです。
 ですけども、そう思いたくない国会議員が多いみたいです。社民や共産は前から原発に否定的だったこともあるでしょうけど、首相の発言を評価しています。
まず大事なのは首相が原子力事故の被害をその制御を失ったありようを見て、原子力から撤退しなければならないと思った。理由はまずこういうことだろうと私は推測します。
 それはもう一度近いうち、5年先、10年先、数十年以内に例えば大地震が来て、その時原発が稼働し続けていたら、どうなるかという問題をすっ飛ばしてはいけないだろうということです。菅がいったことはそこにプライオリティがあるんじゃないかと思います。代案がないのは問題だけど、もし地震が起きてシビアアクシデントが起きたら日本社会がもう立ち行かない恐れがあるんですね。そのとき日本経済がどうこうという話すらその時はできなくなるんだと思います。
 もう一回大地震津波が来たらどうなるか、これは日本はやっていけないぞというのは、まともな政治家はわかっているんだけど、それをいうとなんか色々混乱しそうだからいえないでいるだけだと思います。これは脅しじゃなくて気象庁でも地震データがあるわけで。(こちらをご覧ください。日本列島は本当に地震の巣です→http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/whitep/2-1.html
 ですから安全保障のことや人命、経済すべて考えていないのは誰か。ぬるいのは誰なのかと考えたほうがいい。今まで地震が起きなくても、種々の不具合やJCO*1のような危険で劣悪な作業手順による作業員死亡事故、所外被ばくやもんじゅ*2のビデオ隠しみたいなことがあった。そういう原子力関連企業総体すべてに日本の命運を握らせて良いかという話です。ダメだよっていうのが今回のポイントなんです。今までまるで変わらなかったわけだから。だから首相の言った意味は大きいのです。
 国の最高指導者として、たしかに根回しや説明やそういうのは足りないです。ただ、もしそういうのをしていて時間がとられ過ぎたら取り返しがつかない。じゃあみんなにいうしかないとなったのではないでしょうか。閣内でなかなか合意がとれませんし。それくらい原子力は未だにタブーなのです。
 危機管理の基本として、気象庁地震の地図があるけどもヨーロッパや北アメリカ大陸とか地震が少ない。だからあっちのシビアアクシデント対策は航空機やミサイルに備えて建屋や屋根を頑丈にしている。日本は地震が致命打なんだから何重にも防御してから再稼働が可能かはわからないけど、再稼働させるにはたくさんの条件をつける。それでも危険な痛んでいる炉はあるだろう。活断層の上にある原発もある。それらはやめるということにしなければならないかもしれない。そうして考えていくと再稼働が現実的な炉はほとんどないのではないかと思えてくる。かりに次々に再稼働した時に、大地震が来たら何が起きるかわかったものではないです。
 海江田や経産省の役人にいくら言ってもわかんないです。なぜなら彼らの再稼働への安全チェックは津波対策とそれによる外部電源喪失、水素爆発しか想定されていない。例えば冷却系や容器自体の損傷は勘案されていないし、燃料プールのことも入っていません。そして三号機で壊れたのは燃料プールです。
 ですから私たちが今後この列島で生活するとして地震が起きたら原発は危険だ。何が起きるかわからない。今そういう状況にあるまま、十分な対策や協議もなく、あまり完全と思えない対策で*3経産省が再稼働させようとしていたのを覚えていてください。ただいきなり原発をやめたら電力供給が危ういのもいくぶんかは事実かもしれない。だけど、釘を打っておかなければならないと首相は踏んだのだと思います。
 シビアアクシデントが起きなければいいけど、追認的に再稼働を許してもいけない。難しい局面です。なぜならそのずるずる再稼働させているうちに、危険な事故を引き起こす地震が起きる可能性がゼロではないからです。
 東電経産省も内部ではわかっているけど、ちゃんとした原因分析をしめしてない。津波だけのせいにしている。地震でダメージを受けて、冷却系の細管が壊されて冷却が難しくなった。そのあとさらに津波で電源がやられる。これは田中三彦*4さんなんかもいっています。東電メルトダウンを認めたが津波だけに絞ってしまっている。で菅総理も恐らくそれを知っている(推測ですが)
 電源喪失だけが問題ではなく圧力容器、格納容器はもとより、サプレッションプール、冷却系の配管、圧力逃し弁、電気系統、電源、いずれがやられても危険で今回は恐らく地震津波でどれにもダメージが来た。しかもベントできないようになっている原発さえ日本にはある。ベントって大気中に放射能を出して圧力を逃がす。それしたら何が起こるか今回の事故で分かったでしょう。今回は壊れたので、手動でベントする管をあけて、その人はけっこう被ばくしたと伝えられる。しかもベントしても爆発が起きてしまったのです
 菅も海江田も内部データを知っている。何が起きたかかなり知っている。で海江田は経済や省益を代表して、再稼働っていったのだろう。これはこれまでのやり方としては妥当かもしれません。それは地元のこともあるからそういっただろう。それに手をこまねいた菅はまずかった。だけど、やっぱり福島のような事故が起きたらまずいって思って、ストレステストを言い出して、今回の会見があったのではないかと私は推測します。それは海江田には裏切りに見える。しかしもう今までのやり方は通用しない。だから菅も海江田が信用できない。といって海江田のいうこともわかるというので、そこが菅さんはうまく説明できてはいない。
 もう一度いいますが菅総理とて原発が強い地震でやられたらまずいてのは知っているけど、全部の原発を即時に止めたらブラックアウトが頻発する危険も考慮しているから「安定供給のこともある」といったのです。急にやめられない。で、指示が足りないのは、いったん火力発電にして一時的にco2も増えますということ。国際政治上いえなかったんじゃないかと思っています。
 だって鳩山さんが25%削減といって、菅もそれを継承しているわけです。だけど、これをいきなりできません、変えますって言ったって、鳩山が国際演説したわけで、だから色んな国から日本はco2削減ヤル気あるのかってたぶんいわれる。だからいっぺんには言えないのではないかと思う。 
 液化天然ガスとか火力は確かにコストも環境負荷も高い。でも原発にもう依存すると危険だ、それがまず菅が言いたかったことだと思う。これは菅が国家の代表、首相として考えたことで、本当は与党、総理を補佐する立場の民主党が賛意をしめさないといけないけれども彼らのなかの何割かは、これまでの国策推進政策を反省できていない。首相の発言の後の反応で分かる。彼らは懲りているとは思えない。首相は自分が首相の時、原発が爆発したから、もう頭が狂いそうなほど驚いていたと思う。でもやめるかどうか、迷っていた。しかし地震が来て、あるいはヒューマンエラーで過酷事故が起きたら日本が滅びる可能性があるから。ああいったのだと思う。しかも原発事故のせいで津波災害地の復旧や遺体捜索がむずかしくなったこともある。
 滅びるっていうのは、具体的に言うと、今でさえ日本の製品は海外に売れない。輸出がしばらくダメになる。しかも原発事故で一つの県が存亡の危機に瀕している。多くの人の生活が奪われて、震災対応すら進まない。それがもう一回起きたら取り返しがつかない。だけど電力を急になくせない。自然エネルギー普及社会にはインフラの整備から、社会システム総体の変革から、時間がかかる。火力増大しなきゃいけない。なんどもいうけど大変難しい政治判断だったと思います。
 ただ再稼働の条件について色々ストレステスト*5といっているものの、大事なのはEPZを変えることも含めた広域避難体制と、具体的にどの炉が動かせるかそれはそもそも地元さらには3〜40キロ圏内にある自治体もかかわってくる。ここは首相や経産相が勝手に手をつっこめないし、これまでのようにお手盛りの安全審査や機構改革、お金をちらつかせるなどでは難しいだろうと総理が踏んだからああいう会見をしたのだと思う。それくらい原子力行政は病んでいた。(巻町のような住民投票原発立地をやめた町もあるがその後合併で巻町は消えた)
 恐らく、経済界から突き上げが来てるわけ。経済が回らないだろうと。そして根本的には経団連は日本の市場に希望を見出してない。日本ではなくてドイツのメルケル自然エネルギー開発に協力したいといっている。非常に首をかしげる。経済同友会は協力姿勢だけど*6これは簡単な道ではないのは多くの経済人が理解しているし首相も一時はベトナム原発技術を売り込むくらいは足を突っ込んでしまった矢先に事故が起きてその困難は今身をもって感じているだろう。原発のある自治体の命運がかかっていることもたぶんわかっている。だからギリギリなわけ、海江田も菅もすごい苦しい。彼らは単純に対立しているわけではない。海江田はイライラしている。しかしそれは首相と話が合わないこともあるがこれまでの経済システムから評価した時、再稼働という話になるからだろうけど、それで本当に大丈夫なのか海江田も恐らく悩んでいる。国会質疑で事故以来これまで苦しんできたのを僕はテレビで見ている。そして私もそうだけど原発はヤバいのではないかとみな気づきはじめている。しかしどうしたらいいかわからない。それで菅は最終的にうまく閣内でまとめるより、世に問うことにしたのだろうと思う。再稼働を部分的にはするにしても、脱原発への目標は確保したい。ホントは電力会社や経産省はデータを開示してこの社会全体で、どの程度エネルギーを使えるか議論しなきゃいけない。(今年は大丈夫そうだという見通しは総理からはなされたがもう少し長いスパンで)そのことをせずに再稼働するのは難しい。逆にそうするなら、非常に多くの人の合意は再稼働するにしてもしないにしても、自らの決断でやったと思える。しかし再稼働は現実に難しい。なぜなら立地自治体のみならずこの社会全体の危険因子であることがわかったから。電力会社が謙虚にならなければこれからも事故が起きる可能性がある。ちゃんと手入れと管理しなければならないし、廃炉ということ自体がまた難題なのだ。
 政治機構の中枢にまで、原発にもたれかかるマインドは進行している。海江田も菅もその毒に侵されながら仕事をしている。もうこのままではどん詰まりであると。最終的には閣議決定自然エネルギー法案と、原子力産業全体の機構改革をしなければならないだろう。これはすごく大変な作業で、菅だけでなく脱原発が必要だと思っている人々も頭を悩ませている。でも何もいわないと官僚や電力会社に押し切られるので、絶えずけん制する発言を菅総理はしていると思われる。
 多くの人が菅首相はかっこをつけたいんだという。脱原発のヒーローになりたいんだと。かっこなんかつけてないとおもう。それはそういう名誉心はどの政治家にもあるものだ。事故の時首相だったのは彼で、被災地に行ったとき説教されたのも彼だ。首相なりに自分の事故対応の不手際に苦しんでいると思う。顔から火が出る思いだろう。(事故調査委員会で自ら「被告席に立つだろう私がといっている)自分が多くの人を苦しめてないとは思っていないと思う。(薬害エイズだって単にかっこつけるだけでできたことではないと思う)心の中ではあちこちに申し訳ない済まないと思いながら、でも首相がそんなぺこぺこしてたらなめられるからああやって鉄面皮でいる。自公の代わりになんで俺の在任中にと腹の中で思っているだろう。(でもそれは菅さんが望んで総理になったから仕方ない)理解されない。悪循環である。閣僚はもう参っている。松本大臣も切れてやめてしまった。亀井と組んで自民党を抱き込んで、政策転換しようとしたが失敗もした。しかも党内、閣内に自分のいうことを聞かない閣僚がたくさんいる。
 本質的には脱原発かどうかという論点ですらなくて(無論それは重要だ)それはひとつのシンボリックな問題設定であって、これから日本列島の住民が危機におびやかされずに、つまりこの社会が滅びないようにするにはどうしたらいいかと、国会議員だって菅だって足りないなりに考えてる。そこでまず危険な原発は少しずつ辞めていかないと危ないですという話をやっとできる状況になってきた。
 というのは菅はいま自民党献金問題で追及を受け始めている。だからそう自分の座が安泰ではないと思っている。だからいうことはいっておかないといけないと思ったんだろうと思う。
 僕は菅は優れた政治家だとは思えないけど、でも首相にしかできないことをまずは一手打ったとは思う。ベルルスコーニメルケルだって選挙で負けたり、国民投票脱原発が確定してようやっと舵を切った。彼らは保守政治家。菅も正体はむしろ自民党に近い面があるだろうし、仕方なく転換している。ポピュリズムを利用しているというよりも、首相なりに世の中の現実の変化を感じている。しかし国会ではまだそうなっていない。で、菅総理は合意をとるのが下手で宙を浮いたように見えるが現実的な話をしたわけで首相の会見は評価出来るものだと思う。この後が正念場でこのまま首になるかもしれない。また追い込まれて、総選挙という最悪の懸念もまだ去らない。だけど、そうさせないように、つまり首相が禅譲しやすいように与党がまず首相の方向性を共有したほうが良いと思う。
 ベルルスコーニはどうしようもない人でメルケルもけして人気はなくて、菅なんて全く人気がない。だけど彼らも熟練の政治家だからもう潮目と現実には逆らえないと思っている。だから原発から離れようと。日本は代替エネルギーが進んでないからもっとタイヘン。
 菅の経済財政政策はいただけないからそこは変わらないといけなくて菅の脱原発路線を継承して、あとは事故、放射能対応、震災対応と経済対策をしっかりやる人が出てこないといけないと思うわけ。それが「引き継ぐ」ってことだと思う。財務省とか、日銀をどうにか動かして震災対応と経済、社会保障対策のまともなデザインを作って危機を脱出しなきゃいけないわけ。ここの手腕は菅では怪しいから、他の人がやってもかまわない。ただし脱原発条件で、次にここをしっかりやらないと、たくさんの賠償と放射能地震対応だけで日本の社会が深刻に痛んでいきそうだ。 
 で、経済対策とエネルギー社会のグランドデザインを連動させないといけない。そこに雇用と社会保障地方自治も連結させて21世紀型社会に転換させながら、放射能汚染対策を何年もやって津波被災地のケアを何年もやりながら、原発を漸減させて、いくというすごく気の長い仕事が。
 あと地震がですね、どうも石橋克彦先生のお話を聞いたりあとこれはこないだ三浦半島でも地震リスクが高まっていると聞いて。するとこちらもしっかり考えないといけない。広域防災を。広域防災超重要です。これは電力のみならず今後の通信とか住宅とか全インフラに関わってるだろう。これも原発の存在とつながっている。過疎自治体の再生や都市の見直しもある。私たちは自分たちの社会を自分たちで決めている実感がないという問題を原発事故は大きくあぶりだした。
 安易な答えはない。でも日本がこれ以上原発事故を起こせない。そして地震のリスクを持っているということははっきりしている。そこであのような会見になったと私は見ている。私は菅をそんなに好きでもないし、詰めも甘いし議論をよんでいるが首相として間違ったことを言っているように私には思えない。むしろ首相発言への反感の矛先が間違った方向に向かってしまうのがすごく心配で、それは福島や被災した方々のためにまったくならない。誰かが原発から手を切る、減らすといわなければならなかったのだから。菅への不信感はあって当然だ。ただその上で額面通り受け取ってあげて構わないだろうと私は思った。そして私たちにとって危険ではないエネルギー選択のための現実的な議論をすることが必要だ。これはもう他人任せには到底できなくなった。(かといって解散が良いとも思えない)そして花道ができて日本が脱原発への行程、立法が可能になった段階で、菅総理以下閣僚は事故責任について厳しい追及を受けなければならないだろう。そしてまた放射能禍から人々を一刻も早く救わなくてはならない

おすすめ記事としてはWSJ日本版のまとめがわかりやすいです。/ WSJ日本版 - jp.WSJ.com - Wsj.com

↓は会見があった13日のつぶやきです。

首相「脱・原発依存」表明へ…今夕記者会見 (読売新聞) - Yahoo!ニュース http://htn.to/Hs9aoC

posted at 16:37:59

この点アメリカの方がまなざしが鋭いかもしれん「提言はまた、日本の原発事故でも問題となった使用済み核燃料プールの安全性確保に対しても、系統的な取り組みが必要と指摘。」 / 米原子力規制委の作業部会、原発安全規制見直しを提言 - WSJ日本… http://htn.to/ac3eU2

posted at 16:40:02

少し?もある微妙な論考だけど言いにくいことは言っているしポイントの整理にもなっている。世代論に陥りかけるが、お金を持っている人からの分配という議論もある。景気対策があればもう少しいいのに… / 高齢者の負担増なしには税と社会保障の一体改… http://htn.to/8zci1J

posted at 16:47:44

原発事故と震災について、各党はこれまでの姿勢を反省し点検し、今後の前向きな提言をしなければ私はどの政党も信頼できかねる。自公(民)はそれを特にせねばならない。でないから菅首相が解散を目論むことになりかけている。要は政党レベルで反省や取り纏めをしている党が少ないのはまずい。

posted at 18:54:21

あまりに不思議なことだが地下原発議連は立ち上がっても、脱原発議連とか立ち上がらないで菅総理を凌駕できない国会のていたらくも大きい。個々にはいる。しかし日本に住む人の不安をまともに受ける政治勢力がないのが一番心配

posted at 19:07:05

自民党民主党の中枢がおかしいから、こうなってしまってる感じがしてならない。前と同じで総理を頭の悪い人扱いにしてるだけである。確かにその面は否定できん。ただ総理に一泡ふかせるような政策とか行動を起こさないでいるのが変である

posted at 19:11:22

岡田とか枝野とか玄葉とかが自分の定見をもって総理とやり合う感じがない。経産省に飲み込まれてもがいているとはいえ海江田が表情に表しているのはある意味筋が通っている

posted at 19:15:00

私は菅を複雑な思いでみている。政策自体に筋は通ってきた。始めは見ててしんどくなるほど迷っていた。脱原発よいだろう。ただ彼がした避難や被曝汚染対策が十分でなかったのも否定できない。それはご本人がよくわかっているはずだ。

posted at 19:21:26

菅以上の提言能力を持ちながら危機に当たって菅以上の原発への提言やラディカルな復興支援を実現できない人たちが多すぎる。そこに呆れている。官邸は取り上げてくれないと不平をいう。確かに。では被災地からユーストをやったりして起動的に菅政権を揺さぶれなかったか。

posted at 19:24:05

事件が現場で起きているならば、その現場の事情を切りとる仕方によっては訴求力をもったはずだ。現に河野太郎とか私は好きではないが党以外で訴求力をもってるじゃないか。

posted at 19:26:36

私は菅の原発政策は支持するが経済財政政策を支持できない。大変苦しい。この苦しさを覚えておかないといけない。これが今の日本の限界なのだとしたら

posted at 19:30:58

復旧、汚染対策、社会保障、それらを支える経済政策。これらを促さないといけない。

posted at 19:34:48

もう一回巨大地震原発のある地帯を襲ったらやばいわけだから。今だって非常にまずいのに。そういうのはどの政治家も考えないのか

posted at 21:23:03

だから菅総理が賢いかダメかは置いといて、誰かがいわなければならなかったことを国会では共産と社民党が前からいってて菅総理がやっといったというだけだと思うぞ。菅だって遅いくらいです。

posted at 21:26:09

まずは未来の存続に近い政策を立てないといけない。菅を褒めてるんじゃないよ。

posted at 21:28:10

やっと当たり前のことがあれからひとこま進んだ。

posted at 21:29:46

それ以外後退しているのが悲しいが

posted at 21:30:58

しかしもう一度原発に大事故を起こしたら日本どころか東アジアに迷惑をかけることになる。もうすでに太平洋と土地や人々に放射能を浴びせた。だから菅総理が今日言ったことは正しい。それは確認しておきたい。

posted at 22:23:29

志しや大事なことがあるのだ。もう一度の大事故は許されない。これ以上汚染や被曝が起きる事故が起きたらこの国は沈むかもしれないから

posted at 22:26:07

この一撃もきつかったんだよ。目を覚まさなければならない。

posted at 22:27:15

解散させる状況があるのがおかしい。菅が安心して降りる状況を作らないといけない。メルケルは中道より少し右なくらいだが、原発政策は見直した。アメリカやロシアや中国やインドやフランスはまだまだいっぱい原発持ってる。危険がいっぱいの世界だ

posted at 22:30:28

どの国だって事故の経験がある。日本は地震がたくさんある。この二つにさらに核攻撃にあったことがある国という事実を代入せよ。取る道は限られてくる。

posted at 22:32:39

あとは円高を何とかしないと。震災が起きた日本よりヨーロッパのユーロがやばいとか無茶苦茶やな