細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

笑いが足りない

モンティ・パイソンのコントがたくさんyoutubeにあったんで見ている。
最近足りないのは笑いだなと思う。

卑屈な笑いや、恐怖の笑い、暴力的な笑いは世にはびこっているが
頭を使った皮肉がきいた笑いというのが最近少ない。
モンティ・パイソンのこのネタはドリフとかでもありそうだけど、なかなかに不謹慎きわまりないネタである。ヒトラーのそっくりさんのものとか、哲学者のサッカーなど西洋ならではのものもある。

様々なイデオロギーの中で、欠如しているものは硬直を免れる、事そのものの両義性を映し出した笑いだなあと思う。
笑いはかつては単なる「冷やかし」「ちゃかし」と思う時期もあったがこうまで、突き破るような笑いがないと困る。
そういう笑いがない。
道理で窒息しそうな世の中なわけだ。

胸からたくさん息をだして思い切り吸い込む。
でたらめな、それでいて出来事そのものを切り出すような笑いがひつようだ。