細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

僕は賢い

僕は賢いので、人類の中でもあまりに独異な存在なので、友達が出来ない

毎日そう思っている

近所の人に挨拶し自転車に乗っている知り合いの女の子にも手を振り

とにかく精一杯社交的である

その努力が実らない

僕は友達がいない

友達ってのはいるんだけど、それは学校でしゃべるだけであり

僕自身の内奥のいちばん大事な感覚にそれは触れることが出来ない

それは他の人間が僕の賢さについていけないからだ

それとともに僕はこのような姿勢で生きていくのは不可能ではないか

とも思う

僕の使命は毎日ぶらぶらすることではない

そういう良心のよびかけがあるそれが風に揺れている

しかしどうしていいか

全くわからない

すべてに対して透明な膜があり

それが壁になり

僕を窒息させる

僕はそれを自分が生み出したものだと知っている

透明な膜にへだてられ

僕はいくら愛想をよくしたり

受け入れられるようにしたり

勉強をしても

僕はほんとうには世界を生きた事にならない

ではほんとうとはなんだろう

ほんとうとはなんだろう

まぶしいほどの夕暮れに目が痛く

感受性の嵐が僕を散らばらせる

僕は頑なに己であり続けようとする

それが人を遠ざけ

破滅の道に僕を向わせるのも知っている

しかし破滅を友達にするしかない

破滅は恐らくいい奴だ

ぼくらに等しくやってくるすばらしいもの

僕らは消え行く存在として

そういう弱さとして

弱さではない何者かとして

近づこうとして傷つけあうだろう

そのようにして彼方に僕は

僕のいるべき、僕のいた、僕のいないかもしれない

そんな場所を抱きしめようとしている

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