細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

最近の傾向

年賀状書いた。クリスマスも友達のとこや家でパーティーをやった。小さなボンゴをもらった。打楽器大好き。
むかし読まなかったような種類の本が面白いと感じる近頃です。

「イタい女」の作られ方―自意識過剰の姥皮地獄 (集英社文庫)

「イタい女」の作られ方―自意識過剰の姥皮地獄 (集英社文庫)

これは太宰論も入っていて、女性だけではなくて、人間の「自分」のあり方そのものの痛みを書いているように思います。著者は自分は自虐的な人間だという自己認識があるようです。自虐も自己肥大も根っこは同じで、他者のまなざし、他者にどう見られるかという問題から出てきている。でも、その状態を脱出するには自分を「客観視」する必要がある。といってます。他人の尺度にあわすというよりは、自分がどういうあり方をしているか、落ち着いてその自分を検証するみたいなことかなと。まだ途中なんでもう少し読んでみます。昔話分析みたいなのもあっておもろい。

精子戦争---性行動の謎を解く (河出文庫)

精子戦争---性行動の謎を解く (河出文庫)

これは生物学者が見た性行動、性のメカニズムの分析です。なんか具体的なエピソードが入っててリアルです。

性というのはこないだ「学校で教えたい授業」にいってから、人間の社会関係、親密圏、家族のあり方の大元なので、大事な分野だなと思います。「いやらしい」とかそういう言い方をして避けている場合じゃないんですね。きっと。
自分たちのあり方としてどう考えられるかです。