細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

わからんはなし4

脳みその留め金が外れていたということについて書くのを忘れていたが、人間をかなり拘束された状況につないでいたここ百数十年ほどの社会システムは苛酷だったのではないだろうか。
そこでは様々な媒介や不透明なものが消去されてきた。しかし私たちはそれによって大幅に人間としての可能性を縮小させてきたといえるかもしれない。ある意味では自滅的な人類の行動があったわけだ。これはソクラテスの時代から変わらない。ここまで継続し再編を続けるシステムを、そしてその可能性の縮小を「本能が壊れた」というべきではない。おそらく、本能というか人間に書き込まれた情報プログラムの帰結のひとつであろう。