細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

本日

天気よく、しかし様々疲れているのかもうひとつ虫の居所がよろしくない状態である。
けれども昼ねしたら、なんとなく焦燥感はマシになった。この焦燥感というのがやっかいで、なかなか対処が難しい。

しかし友達から年末の忘年会のメールが来たりしてそれがうれしかったし。昼寝から起きてトイレや洗面を掃除したのですっきりである。

今日は

知らずに他人を傷つける人たち (ベスト新書)

知らずに他人を傷つける人たち (ベスト新書)

と 
暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)

暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)

を読んでいた。
香山さんの本はあと一章ほどで読み終わる予定。そういう積読本がいっぱいあるから困ったもんだ。この本は、予想に反して意外に面白い。しかし「30代うつ」という香山さんがつくった概念はいただけない。
恐らく臨床経験や時代的な雰囲気から思いついてそれを概念化したと思われるが、世代論であることも含め、また印象論を超えた定義がされておらず非常に危険な概念である。
しかしながら、香山さんの経験と感性から導き出される発想にもよいものはあって、それがイルゴイエンヌが「モラルハラスメント」の加害者には「自己愛性人格障害」が多いとしたらしいが香山さんの直観によれば日本社会にはキョーレツな自己愛性人格障害者がモラハラの加害者になるパターンよりも、関係性の貧困や体面や同調圧力ばかりを気にするあまり、自分に自信を持てない人が「親密圏」や身近な人の気持ちを踏みにじってしまうケースが多いのではないかということ。
ここは是非はあるが興味深い着眼だ。こういうのをきっちり検証して論として積み上げていく作業よりもまずメディアで発言する方を選択しているのがもったいないなとは思う。
しかし記述は新書なためざっくりしているものの、わかりやすい記述で実感にも訴えうる。ただもう少しエビデンスや統計があればとも思う。

2冊目もまだ完読していないが…暗黙知の次元は、主に科学的な発見や協同作業での開発などで、どのように人間の知性は働くか考えた古典であるが、意外に読みやすく、ビジネス書に引用されるのもよくわかる。全体主義的、排除的な当時の東側の科学研究に異を唱えているため、一瞬自由主義的な科学研究の擁護に見えるのだが、ところどころポパーらしき人への当てこすりも見え、またナチスによる迫害を受けているので、経営学ドラッカーと同じくあなどりがたい。

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