細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

近藤恒夫・トレント・レズナー

最近薬物依存関係のエントリが多くなっていた。
酒井法子氏は警察に出頭し取り調べを受けている模様。

昨日id:border68さんより日本ダルク代表の近藤恒夫氏の記事を
紹介していただいた。(これは4回の連載である)
http://www.jinzai-bank.net/careerlab/info.cfm/tm/089/

酒井法子氏は逮捕されたが、近藤氏のいうように捕まってからの回復・療養・社会復帰のプランや仕組みがこの国ではほとんど整備されていない。他にもアングラ経済の問題などもあるだろうし、社会的な仕組みの問題だけでなく、人のその権利やあり方といった倫理的なテーマもある。ただし、今のところ、違法薬物から回復する本格的な施設や、環境は圧倒的に少ないために、再犯や薬物から縁を断ち切れない人がたくさんいることがわかった。捕まえて獄につなぐだけではこの問題はまったくなんともならないことはわかった。

また障害や病気や社会的不利を持つ人の、社会へのかかわり方という点で、僕が近藤さんのようになれるとは思わないものの、とても参考になった。人や世界への信頼というか絆はすごく脆いものだからこそ、その火をぼくらは互いに絶やすことが出来ない。また挫折や失敗があってこその人生だと思った。そして近藤さんにはロイ神父のような人がいたこと。

とりあえず弱々しいままでも生きられる、生きる。そうなればよいのかな。肩の力を抜くのが一番難しいぜと思った。近藤さんがたんぽぽを見たときのように少しずついらん意地や力が抜ければ、本当の意味でのつよさ(敏感すぎるところや細かい感覚が自分と他人への優しさとして発揮できる)がついてくるのかもなんてのも思った。
トレント・レズナーも精神不安や薬物の離脱で苦しんだ人だったと思った。ここ数年は体をだいぶ治してがっしりした身体の男になっているけど。苦手な人もいるかもしれないけど、やっぱりカッコいい。つうか単にこの曲かっこええから紹介したかっただけ。(ちょっと時流に逆らった選曲だけど。)気分転換。take it easy.