細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

ちょっとくたびれてござる

 先日19日木曜日に十三に行った。お知り合いがライブバーで出演するということで。よいシンガーも見つけ、いろいろおしゃべりしていたら、ちょっと遅くなった。十三で梅田行きに乗ったのは24時1分。もう金曜である。
 梅田駅についてJR大阪に行こうとしたら、みな走っているので走った。阪急の2階かた陸橋をわたりJR大阪駅へ。暗く足元は濡れていてあまりよくないが走る。ようやくはあはあと切手を買っていたら、放送が流れている。

ダイヤ改正のため、JR環状線内回り最終は早くなり0時9分発車です。もうすぐ発車します。お急ぎください!」

うええなんてことだ。猛ダッシュで改札を抜け、環状線ホームへの階段を駆け上る。そっからも電車まで数十メートル。「発車時刻になりました!発車いたします。」

めずらしく猛ダッシュしてギュウギュウの列車に乗り込む。「ほっと」したのも束の間、気分がわるい。ぎゅうぎゅうで苦しい…やばいこれはなつかしの脳貧血モードではないか!

 体がだるくなり、立っているのがつらくなり視界が暗くなり始める。列車はもう発車している。うう辛い。傘を杖にする。立錐の余地なし車内。桜ノ宮・天満を過ぎたあたりで、自分が知らぬ間にしゃがんでいるのが判った。その間一瞬失神していたようだ。

くらくらして、視界がかなり暗い。聴覚もちょっと遠くなっている。人の海の真ん中でしゃがんでた。ひさしぶりに脳貧血やってしまった!

うしろの誰かが意識は失ってないから大丈夫かもしれんと、誰かと話している。情けないが人が多すぎて動けないので、体育すわりに。京橋をすぎるとすこしずつすいてきて、先頭車両でもあり、すこし移動して開かない出口の壁にもたれていた。相当恥ずかしいが。しかし手足が脱力するし、坐っている方が楽なので車内の床に座り込んでいる。目の前もまだ暗い。

だいぶ空いたので恥ずかしいし、席に座った。これがいけなかった。また血液が下がり始めて、最終駅でまた目の前がくらくなり、清掃のおじさんに肩貸してもらってでた。

出たら駅員が来て、肩貸してもらって駅の外へ。しばらく改札前ですわって立てそうになったので立つ。冷や汗で全身冷たく体温も下がっている。たぶん顔はまっさおだろうがくらいので目立たない。心細い感覚で帰宅。体をタオルで拭いてスポーツドリンク電解質補給し、布団にもぐりこんだ。

これが脳貧血の顛末であった。


自分なりに対応するようにしているのは、慣れているからだ。20すぎるまで校庭で、教室で出先で、自転車に乗っている夏の日に、よくふらふらになって気絶していたので、気絶しないようにあるいはしても、すぐ姿勢を楽にするようにしていた。


この一年は受験などで、とても緊張していた。体の弱い私は、ずっと鍼灸や、最近では酒量を減らし、野菜も良く取るようにしていた。気をつけていたのだけれど、一気に酎ハイ+猛ダッシュ+満員電車でこのありさまである。たぶん家の人が風邪を引いていてちょっとうつったのかも知れず、また一気に気が抜けていっている最中だった。一年の疲れや冬から春に変わる季節の疲れも加わったのだと思う。

昨日今日とゆっくりして昨日はたべすぎないようにしつつ、豆乳鍋で野菜などをしっかりとり酒も飲まず。


だからちょっと静かにしていました。今日は鍼灸に行きちょっと楽です。栄養と休養です。

脳貧血はいわゆる血が足りない貧血とはちがって、立ちっぱなしや疲れなんかで、足や下半身から血が上らなくなって、脳の血液量が少なくなり、めまい、たちくらみ、吐き気、悪寒、冷や汗などが起こり目の前が暗くなったりして最悪気を失います。気を失っても短いものですし脳が痛むということはないようです。

たとえば思春期の女のことかもいろいろホルモンのバランスで脳貧血があるらしいです。

うちはオヤジが血の気の多い人なのですが母親はどっちかといえば、血の気が薄いほうでそっちの血を引いたようです。
また私は自律神経失調気味なので、ストレスや疲れにけっこうやられやすい。それは不安症状として出たりもしますが最近はそれはだいぶマシになったのだけど、疲れを感じ興奮や混乱もしやすい。

自律神経は交感神経や副交感神経辺りのことだと思うのですが、これは血流や興奮や沈静に関わってます。脳貧血は俗称。「起立性低血圧」といいます。つまり「立ちくらみ」。しんどいことが重なると、いろいろ血流が悪くなり、脳貧血になるのだと思います。脳に血がまわりにくくなる。走って、さらに満員電車ですわれなくて気絶してもうたと思います。お恥ずかしいです。