細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

副読本

 国家試験勉強には中央法規のワークブックと成美堂の過去問を使っている。9日に中央法規の模擬試験を受ける。
 
 しかし社会福祉法制や施策の転変は目まぐるしいため、副読本というか普通の書籍も読んでいる。ワークブックや過去問では流れとか仕組みの大まかな構造的把握が意外と難しい。私はストーリーにして介護保険はこうなっている。最近の変化はこうというストーリーにして理解する癖があるようなのだ。文学好きだからかもしれない。

 おそらく原論、援助論、障害福祉論に対応する入門テキストとして稲沢公一・岩崎晋也「社会福祉をつかむ」(有斐閣

社会福祉をつかむ (テキストブックス「つかむ」)

社会福祉をつかむ (テキストブックス「つかむ」)

 次に「社会福祉法入門第2版」有斐閣社会福祉法というとじっさいに社会福祉法があるわけだがそれだけでなく介護保険障害者自立支援法、児童福祉、公的扶助など法律専門家が仕組みとして例も充実させながら書いている。大づかみの理解には最適。文章も読みやすい。誰のための何をするための法律なのか、あるいは社会保険形式なのか、公費負担なのかみたいな論点がわかりやすい。

社会福祉法入門 第2版

社会福祉法入門 第2版


 最新の動向として、伊藤周平「後期高齢者医療制度平凡社新書。これは理解の難しいシステムをわかりやすく書いている。どれくらい出題されるかはあやしいが、医療費適正化、社会保険システムの福祉元年からの流れ、老人保健法の設立と破綻、介護保険との関係、小泉改革による自己負担増など読んで無駄はない。与野党かかわらず批判。老人福祉論、社会保障論に該当?

後期高齢者医療制度―高齢者からはじまる社会保障の崩壊 (平凡社新書)

後期高齢者医療制度―高齢者からはじまる社会保障の崩壊 (平凡社新書)

 どれも途中までしか読んでいない。また試験とは関係ないが立岩真也「良い死」は尊厳死を扱っている。盛山和夫年金問題の正しい考え方」中公新書も時間があれば読もうかな。
良い死

良い死

 もちろんワークブック、過去問をやりながら息抜きで。。