昨日上田現を聴いてね1
思ったのですが、バンドブームということ。
- 作者: 大槻ケンヂ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/08/29
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けれど、まあそんなことよりもバブル経済ということもあったけれど、よくわからん現実とかああいうものの質感を伝える役割は絶対あった。よく考えたら実際のことではないかもしれんけど、なんか息苦しいなあということを僕がいちばんすきだったユニコーンの「大迷惑」なんかも伝えていると思う。皮肉やケレンはあるのだけど、ニヒリズムの表現も今から見ると重苦しくない。
ユニコーンやブームはかなり売れたけれど全部のバンドが売れたわけではなくほとんどが苦戦を強いられたのではないかと思う。
俺はユニコーンとかあのあたりを聴いていて、プリプリやらX、ジュンスカは聴かなかった。しかし高校の文化祭のコピーはだいたいそのあたり。僕は1989に高校入学。
しかもあまりチェックしてなくてTMNとかPSY・Sとか良く考えるとポップ路線をよく聴いていた。奥田民生のソロになる少し前(1995年以前)はバンドではなく宅録派の槇原敬之を聴いていた。
だからバンドブームの始めから終わりまで、ユニコーンやよく聴いてブルーハーツとかそのあたりを聴くだけだった。
期間でいうとバンドブームは87年辺りから91、2年くらいまでか。もちろんユニコーン解散は94年だったけれど、90年代に本格突入するとに大変はかなり辛かったのではないか。大まかな話だけど。
早く亡くなっていったバンドブームの英雄は、当時の僕にとって実は近しくはなかった。けっこうとんがっているあんちゃんたちに見えて僕のようなしょぼい子供は、あまり良さがわからなかった。かっこよすぎて。今は彼らが死んだ年齢に近づいていて。
次のエントリでは、早逝した人たちのことを思い出してみる。