細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

参院選投開票まであとわずか。改憲阻止野党は、改憲阻止と格差是正の争点を選挙民に徹底して伝えてほしい

新聞などでは改憲派が3分の2議席をうかがう報道があり、ある程度事実なんだろうと思います。ただ、与党圧勝というニュースに、無党派層が投票に行かなくなってしまうことが一番気をつけるべきことだろうと思います。

野党は投票の呼びかけをどんどんすべきと思います。


改憲勢力3分の2」反対49%=アベノミクス半数評価 時事世論調査
http://www.jiji.com/sp/article?k=2016070400455&g=pol
参院選憲法改正に前向きな自民党など4党が改憲発議に必要な3分の2の議席(162)を確保することに「反対」と答えた人は49.6%で、「賛成」の31.5%を上回った」


その中で、今回憲法改正に反対の人が多いのに、野党4党が伸び悩んでいるとすれば、憲法改正阻止のためには、野党4党に投票せねば無理だということがいまいち世の中に浸透していないと思われてなりません。

参院選 土佐から】改憲への「3分の2」 高知で83%意味知らず:高知新聞 http://www.kochinews.co.jp/article/32968
「今回の参議院選挙は、憲法改正に前向きな勢力が「3分の2」の議席を確保できるか否かが一大焦点となっている。結果いかんでは戦後政治、人々の暮らしの大きな転換となる。が、この「3分の2」の意味や存在、有権者はどの程度知っているのだろうか。高知新聞記者が2~4日に高知市内で100人に聞くと、全く知らない人は5分の4に当たる83人、知る人17人という結果が出た。」

 

また野党は、せっかく公約に格差是正を掲げたのに、社会保障や経済が気になる無党派層の支持を十分に取り込めていません。

日経新聞終盤情勢「自民党が堅調な背景には、野党側の選挙戦略にも原因がありそうだ。情勢調査で投票時に重視する政策を聞いたところ、最も多いのが『年金など社会保障』で34%。野党が1人区で共闘の柱の一つとして反対を訴える『憲法改正』は10%にすぎない」」
https://twitter.com/harunosippo/status/750340705856335874

つまり、アベノミクスが格差を拡大しているから、人々はアベノミクスを評価していないのですが、野党がまだまだそれを受けて格差是正の、教育、子育て支援、福祉政策を掲げているのに活かしきれていません。

投開票日まであと4日と迫りました。

投票先を決めていない無党派層に、憲法改正阻止、格差是正の訴えを、しっかり野党はしてもらいたい。
安倍政権が憲法を争点化せず、アベノミクスをまだ押しているわけです。
しかしそれはダメだと無党派層がわかっていても、野党アレルギーや争点自体への読み取りが選挙民も十分ではありません。

マスメディアも参院選はつまらない、与党が圧勝の予測を出して、選挙民が諦めて無党派層が選挙に行きにくい状況です。

これを野党は地べたから覆す必要があります。
大阪兵庫は改憲反対野党候補と維新の接戦です。
しっかり訴えを届かせていかないと、憲法改正が近づいてきます。
安倍さんが争点化しない形で、選挙に勝ち改憲させるのは民主的にきわめてまずいと私は思います。