細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

原発事故やコロナ禍では、社会の自己責任化や閉ざされた思考枠組み(差別、偏見、安易なリスク思考)によって、様々な被害を受けた人々が被害を我慢させられ、社会的にも被害が認められ難くなりますー10年目の311を考える②

今日起きている災害の大半は複合災害となります。原発事故被害地域や津波被災地域で、気候変動や巨大台風などに由来した豪雨災害が起きて、様々な被害が起きるということや熊本震災や原発事故地域、津波被災地域で、豪雨災害が起き、さらにコロナ禍となれば…

【詩作品】冷たくなっていくから

生まれてくる感じられてくるもうそれでいっぱいになる始まってしまって未知の空に甘いつばきが流れ雨をみている雨が薫る こんなもの選んでないこんなもの見たくない だけどそれはあるんだよ悲しいことに出会いながら私たちは学ぶしかない 目をつぶっても目の…

地球規模の複合大災害と環境破壊から命を守り、世界構造を転換するための地球的連帯に向けてー10年目の311を考える①

10年目の311。あまり定型的なお悔やみを言うのは、迷いがあるんです。もちろんお悔やみ、お見舞いを申し上げます。悔しい思い、悲しい体験した方々が数多くいらっしゃいます。 ただ、東日本大震災と福島第一原発事故の被害は続いているのです。また、阪神大…

【詩作品】言葉の境界線で

言葉のこちら側と向こう側をなんとかかき分けて休めるところに来て息を吸いますと透き通った空に愛に似た何かが棚引いてくるような気がしてくるのです 何かが見えたり感じた気になってホクホクした気持ちになっていますとそれは夜の方角に隠れて うつろな顔…

GOMESS“障害”という曲が指し示す人間の裸形の姿

GOMESS“障害” https://youtu.be/oKRAsKfJKRU いわゆるカッコ書きするところの「障害」について考えるならば、「その人自身」の「命」がこの世界との関係に「苦しんでいる」ということから考えねばならなかった。しかし、「当事者」や「対話」という言葉がや…

コロナ禍や地球災害の日常を生きる命の「騒めき」を聞き取るーBUMP OF CHICKEN“flare”

BUMP OF CHICKEN“flare” これは、コロナ禍で変貌する日常と命の感覚をしっかり定着した歌だろうと感じた。ぜひ聞いてみてほしい。https://youtu.be/pDFkg9L5wJY 様々な理由で、コロナ禍についてシニカルであったり、どう語ってよいのか途方に暮れたりする人…

新型コロナウイルス禍の衝撃を斜に構えたり、否認したりせず、真っ直ぐに受けとってみるためにー「危険派と安全派が騒いでいるだけ」という安易なリスク論的な「中立」から離れてコロナ禍の倫理的意味を考える

多くの人が、指摘しないことだが、しつこく指摘するのは、「コロナは嘘」などの言論は、トランプ前大統領のマスクや防護を軽んずる発言や、アメリカや日本のインターネット空間の右派などを通じ、世界大に拡散しているが、それは「コロナ感染被害者」を蔑み…

時間をかけて、感染対策で、危険性が著しく低下したのちに、はじめて人間は新型コロナウイルスがあっても日常が送れるといえるが今は世界中の多くの人が感染重症化し、ウィルス免疫を獲得した訳ではない時期に「感染対策よりも経済的なwithコロナ」は、犠牲が大きすぎる。いまなお収束時期は不確かなのだ。

「年単位、十年単位、時間はまだ不明の感染対策を重ね、人間の大半が免疫獲得しまた、治療も難しくなくなり危険性が著しく低下したのちのコロナとの共生」と「短期的に人間全体がウィルスの免疫が獲得できていない段階でのwithコロナ」を分けて考える必要が…

新型コロナ禍と優生思想的な命の切り捨て

普段から、高齢者、障害者、生活困窮者を「予算削減のため」と、つまりは、「お金がもったいないから切り捨てる」というような政策をして、それに多くの人々が賛同してしまう状況が背景にある。 だから、感染多発で、高齢者が入院できずに自宅で亡くなって…

「コロナは陰謀」や「withコロナ」の爆発的広がりと、新型コロナウイルスの蔓延と※追記あり

免疫力ブームなのかもしれませんが、一言。 確かに免疫が低下している人が感染や重症化のリスクが高いのは事実ですが、免疫の状態が良いから感染しないわけではないというのは、元気な若者や常に体調管理しているスポーツ選手も感染する事実から容易にわかる…

感染症法、特措法改正で望まれる方向は、コロナパンデミックの人々の暮らしや命を守るために行うべきで、コロナ禍で苦しむ人々を追い詰める罰則化のためではないーコロナ禍でもまた問われるこの国の「差別と排除」の形。

新型コロナウイルス感染症。 感染症法改正による罰則化について。 入院拒否罰則「受け入れがたい」 日本医学会連合が声明熊井洋美 2021/1/14 19:19 https://www.asahi.com/sp/articles/ASP1G6D18P1GULBJ019.html 入院を拒むのには仕事や家庭、周囲からの偏見…

厚生労働省が新型コロナウイルス感染症を「新型インフルエンザ等感染症」に分類する感染症改正を検討ー感染症法の44条の4には、特に必要な場合「新型インフルエンザ等感染症」を一類感染症とみなし、対策可能(法改正による罰則化等について1月18日の記事で批判を書きました)

この報道は確定かわかりませんがマスコミ各社が流していて、非常に重要なニュースです。 コロナ、新型インフル級に 政府、感染症法改正案2021.1.12 21:25 産経 https://www.sankei.com/smp/life/news/210112/lif2101120066-s1.html 新型コロナウイルス感染症…

コロナ軽視とトランプ主義と全体主義的な命の軽視(優生思想)に抗して

すぐ「命の選別」みたいな発想になるひとが多いがそういう発想と、「コロナは風邪」「検査抑制」は一体であろう。 コロナは「大したことない」といってしまえば、重症者、後遺症患者は切り捨てられてしまう、「検査抑制」といえば、感染抑制策である「検査と…

東京電力と政府は、拙速に海洋放出決定するのではなく、汚染水タンク増設が可能な敷地容量と敷地利用計画について、オープンにすべきだー東電が説明しないタンクの敷地が約2年分 満杯は2024年秋頃か(木野龍逸)Y!ニュース記事の衝撃

【福島第一】東電が説明しないタンクの敷地が約2年分 満杯は2024年秋頃か(木野龍逸) - Y!ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/byline/kinoryuichi/20201223-00213894/ 漁業関係者を含めて数多くの関係者が放出に反対し、また経産省のトリチウム小委員会の委員…

韓国ハンギョレのネット版記事によると、ロンドン条約加盟国会議で韓国政府が日本の福島原発汚染水海洋放出について、広く太平洋に影響するため日本だけで決めるのではなく、国際的な議論が必要と提起。カナダ、ロシア、中国の代表団は、韓国に賛同。

2020.1.8韓国ハンギョレ紙によると 韓国政府がロンドン条約加盟国会議で、福島第一原発汚染水の海洋放出について、日本の主権事項ではなく、国際的議論が必要と主張。アメリカとフランスは汚染水海洋放出は安全というが、ロシア、中国、カナダの代表が韓国代…

否定せずに生きる-過去のいじめ体験からコロナ禍まで

私はコロナ禍において、昔いじめられて苦しんだときのことを思い出します。「いじめられなかったら」という空想をするのも大変辛かったし、「いじめが終わったら」と考えても、生きている限り、攻撃されることはあるから、いじめの終わりを期待することにも…

感染抑制対策もコロナ生活保障・休業補償もやる気がないが罰則は導入する気満々の菅政権と小池都政、吉村維新府政下の緊急事態宣言

★命も暮らしも守る本気度が感じられず、罰則が追加される方向の緊急事態宣言 騙されてはいけないのは、菅総理、小池、吉村知事は、感染症対策という命を守る政策も、失業や休業の補償や生活支援という生活を守る対策も、両方本気度がないのであって、オリン…

【2021年頭所感】コロナ禍と原発事故において、自然災害のせいにし自らの対策責任をぼやかし、「一時的なものですぐ復興する」と過小評価し、場当たり対応ばかりで長期的な対策システムを作らず矢面から逃げ回る政府と産業界の、著しい既視感について

人間の命や暮らしを脅かすのは、地球上の人間社会の歪んだ仕組みである。 自らの仲間に私たちは首を締められ、共犯となったり、反発したりを繰り返している。脱出不能に見えるこの仕組みから一挙にのがれ得ないとしても、そのラフスケッチくらいは粗くても描…

【詩作品】始まりの言葉

終わらせられず始めることができない たとえば終わったら終わったでダルく歩き出せない 生まれ変わらない 繰り返す 繰り返していると誰がいえるか空気を吐き数を数える 星の数に驚く誰が宇宙をみたか草むらに寝転びまた思い出す思い出す 疲れやすいなとつぶ…

【詩作品】引き裂かれる前の力を

明るささえ罪だとしても求めるあたたかさを待ち受けている 文明の明るさは暗さであり罪と罰であり生かされている世界が知らぬまに私を狭い部屋に閉じ込め生かされているという幻を目の前にしつらえた 元に戻りたいという罠と悪くなるばかりだという罠と 私た…

ひとりで、全てで。

冬に向かう空。コロナ禍で。死に行く文明で。何もない心が行く先も知れず生きていて死に行く。知らぬ人波はそのまま魂を剥き出して一人一人になる。はじめからひとりではなかったか。ひとりで、全てで無知で底知れなくてこうべを垂れる。

【詩作品】来迎図

心安らぐときにざわめく草の命たち流れる灰の雲懐かしい匂い灰の匂い別れの匂い なぜ生きていて理由はわからない わかろうとしなくても知らなくても知らされなくてもぷつぷつと泡が吹いてきて私はそっと笑ってみる 心安らぐときに終わらない音を聞く聴くつも…

維新、自民、トランプのバラエティショー的共犯関係の作り方とその排除的な暴力性のステルス化ー大阪市廃止に反対していて感じたこと

維新の手法というのは、テレビのバラエティや24時間テレビのような、ネタとガチを故意にわからなくさせて、人を集団催眠に陥れて、不可解な企画やいじめ的暴力やお涙頂戴を正当化し、視聴者を共犯関係にもちこみ、理不尽なことを「面白い、いっぺんやってみ…

大阪市廃止特別区設置というのは住民自治の剥奪、弱体化でそれを無理に「改革」と呼ぶ限り、大阪市民は深刻な分断対立に追い込まれる。

二回この大阪市廃止住民投票の反対運動に関わって、私たち大阪市廃止反対の人びともみんな大阪がよくなることを願っている。おそらく、大阪を「良くしたくない」という人は、賛成の人の中にもあまりいないはずである。 しかし、問われるのは、どの方向に改善…

大阪市廃止を推進するファシズム的手法への異義

多くの人は、「都構想賛成派」と「反対派」が対等に戦っていると思っている。 この捉え方が全く間違っている。 「都構想」の賛否など問うていない。 野球で「フレーミング」という手法がある。 ピッチャーの投げた球がボールなら、さりげなくキャッチャーが…

大阪市廃止住民投票の手前で。

いま大阪市廃止阻止のためスクランブル的にしばらく休んでいたTwitterにも投稿していますが、またそのうち休むかもしれません。 コロナ禍や心身の不安定とかもありますし、しかし、それより以前にTwitterでの発信にいまいち自信がなくなっています。悪質な人…

【11.1大阪市廃止住民投票目前】たちどまって再考いただきたい。大阪市廃止特別区設置という東京都の猿真似をしても、都にはならず、大阪市が廃止され、特別区という財源のない自治体になり住民が苦しむ。東京に勝てないどころか自爆するだけである。

西川のりお氏は維新の構想を支持してしまう人々の「よくある傾向と誤解」の典型である。 「 ―都構想には賛成ですか。 都構想が正解とは言い切れませんが、「何かしなければ」という気持ちからおおむね賛成です。反対多数になれば、現状のままということにな…

【11.1住民投票まであと4日】 大阪市廃止特別区移行コスト年218億増(住民サービス低下)発表の衝撃。新型コロナ禍の中、市民に説明すべき特別区コスト増というデメリットを隠して進められてきた「大阪市廃止構想」は終止符を打たれるべき時。

維新による、大阪市廃止特別区移行に年218億のコスト増報道に対する「デマ扱い」が激しい。大阪市財政局が出した行政の発表が終盤で痛打になっていて、必死に話を逸らそうとしてるが、見苦しい。住民説明会でデメリットを説明しなかった松井、吉村両氏が悪い…

【11.1住民投票前最終週】大阪市廃止で「大阪が豊かに」はあり得ないと考える理由・大阪市廃止して特別区設置すれば年218億円のコスト増のスクープ

今回の住民投票は正式名称を「大阪市廃止特別区設置住民投票」といいます。 まず 都になりません。 賛成が一票でも上回ると大阪市は廃止されます。 大阪市が廃止されて、特別区が設置されますが、特別区は大阪市より権限、財源が小さく、移行コストや4つに…

【詩作品】どこを始まりとして

この世界にんげんでいることが辛く生き物に帰れず暗い港に微かな光がにじんでいる 生まれて生まれることができて 髪が伸び爪が伸びはじける 語るべきこともわからず云わずにいることもできない 張り詰めた直線が曲がり揺らぎいつまでも終わらない 言葉にしな…