細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

世の中のこと

橋下さんが優良会社にした大阪府は実は5年後に財政健全化団体へ転落予定

時は2008年、5年前、橋下徹氏は知事になりました。 早速華々しく宣言!! 大阪府・橋下徹新知事は6日、初登庁した。 橋下知事は、集まった約450人の職員に対し、「破産会社の従業員であるとの認識を持つ。」「財政を立て直すため、行政慣行の悪い部分は…

橋下市長の体罰に関する考え方への懸念

高校生が教師による体罰を苦にして自殺した事件で、大阪市長が奇怪な論理を述べているので気になっている。「体罰は容認するがその後のフォローアップが大事」といっていて、こんなときに不謹慎な論調であると首をかしげた。 それとともに、亡くなった男子生…

瓦礫問題と循環型社会形成推進交付金―富山の場合

これは環境省が全国に配れるお金です。 ここにも復旧復興枠や日本再生枠と称して被災地以外で お金を落とせる仕組みがあるわけですね。しかもごみ発電ですから発電や売電を通じて電力にも絡んでいます。 循環型社会形成推進交付金(公共)(浄化槽分を除く)…

大阪の民主制度はいかに骨抜きにされているかー橋下を使った作戦

橋下を使用した作戦 1・民主的過程を意図的に破壊しつつ「形式的には」民主過程であると強調する 2・メディアを利用する 3・暴力的な言動にも理があると思わせる 4・市場に公共サービスを売ることが善であるという刷り込みを行い不況の原因への対策を あ…

自らが作った条例に違反する恐れのある橋下市長

日本維新の会代表代行として演説などの活動にお忙しい橋下市長が作った条例でございます。 政治的中立性を確保するための組織的活動の制限に関する条例 (目的) 第1条 この条例は、本市が行政運営において組織的に政治的活動を行っているとの疑いを市民に…

1分でわかるがれき広域処理の問題点に書かれていない部分はこれだけ膨大です(1)

1分でわかるがれき広域処理の問題点 - 細々と彫りつける 実はきのう書いたこのエントリーは簡潔で、今日はどういう根拠に基づいてああいうことを書いたかということを弁明するエントリーです。1・2とあります。ガレキ広域処理の根拠をなしている法律は昨…

1分でわかるがれき広域処理の問題点

いいですか。 瓦礫処理は被災自治体と受け入れ自治体に生じた経費に対して国から、補助金が降りるということです。請求は受け入れ自治体→搬出自治体→国、補助金の交付は、国→搬出自治体→受け入れ自治体。業者に頼めば業者、自治体が事務や焼却をすればその分…

マスメディアの大阪市がれき説明会報道と橋下市長の責任を考える

トップバッターは読売です。 がれき説明会騒然…壇上の橋下市長に駆け寄る 東日本大震災で発生した岩手県のがれきの焼却灰を大阪湾の人工島・夢洲の「北港処分地」(大阪市此花区、73ヘクタール)で埋め立てる計画について、大阪市は30日、市中央公会堂で…

【お知らせ】「大阪市政改革プラン(素案) 」を策定、パブリックコメントを実施とのこと

大阪のみならず関心や議論が全国的に広がっている橋下市長の大阪市政改革。 私もこの機会に勉強して自分の意見を伝えたいという方は リンク先の資料などを見て応募してはいかがでしょうか。なかなか資料が多くて大変そうなので少しためらってしまうのですが …

特定避難勧奨地点の設定が20mSVでは高すぎるのではないか

2011.11.21に内閣府のホームページから送信した意見http://www.kantei.go.jp/saigai/faq/20110701genpatsu_faq.html特定避難勧奨地点の設定が20mSVでは高すぎるのではないか。特に子供の被ばくリスクは大人の数倍で重く見るべき。これは緊急的…

報道写真家樋口健二が語る、被ばく労働の実態

樋口氏が40年被ばく労働について取材した経験とそこから見る福島原発事故のお話。(原子力資料情報室)一時間を少し超える長い内容だが、損はしない内容である。というかまずはこういうことを知っておかないと今日本で被ばくという形で何が起きているかまっ…

災害、言説空間の閉塞、それらの取扱い諸々

私は長らく病気で活動範囲が狭く、ネットや間接媒体で調べることが出来る程度なのであるが、それでも311に起きた大地震の巨大さに震撼され続けている。大阪の人間だからたくさんは心配しなくていいと思う時もあるし数字的にはそうなのだが、さすがに3〜…

2011・8.・25の朝日新聞朝刊菅原琢氏の論壇時評を読みながら考えたこと

自分のつぶやきをトゥギャッターでまとめました。 2011・8.・25の朝日新聞朝刊菅原琢氏の論壇時評を読みながら考えたこと - Togetterまとめ 震災復興について政治学者の菅原琢氏の論考に刺激を受けながら つぶやいたものです。 被災地の現状は自分の…

なぜ原発に頼らない社会にしたいと総理は言ったか考えてみた。

(7月14日19時42分追記) 原発や震災から離れた話題をそろそろ書こうかなと思っていたら、菅総理の脱原発会見があり、しかも巷にあまりにも奇妙な首相会見への解釈がまかり通っていて、変だなと思ったので書きます。おまえがいうなとか具体的な方向が…

5月12日に原子力委員会に投稿した意見を公開します

5月12日に投稿したもので、原子力委員会のこのPDFの8798番に掲載されています。恐らく投稿したものはほぼ公表しているものと思います。http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2011/siryo17/siryo5.pdfただそれでは誰も読まないと思い、こち…

内閣府原子力委員会の意見募集に投稿しました

内閣府原子力委員会の意見募集に提案を書いて送信しました。疲れた!自信ないけどがんばった! まあ自分だけの都合で社会ができてるわけじゃないからね、しかし社会、苦手なんだ、だっていっぱいつまずいてきたから。ただ他の人のことも考えないと社会がわか…

もう少し時間があればいいけれども(時間はあまりない、かも)

時々原発や放射性物質について本を読んだりしています。けれどもそれは今始まったことでもないし、否応なく今、そしてこれから自分らに関わることだからです。特別な意識ではありません。 なんでかっていうと僕らは酸素を吸うことも含めて自然からエネルギー…

おすすめ本・吉岡斉『原発と日本の未来』

原発と日本の未来――原子力は温暖化対策の切り札か (岩波ブックレット)作者: 吉岡斉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/02/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 32人 クリック: 414回この商品を含むブログ (25件) を見る日本の原子力政策、事業への…

民主政体の擁護

正直しんどいな。たくさん奇怪な出来事が日ごと毎日現れるのは。 自分は自分の生活を淡々とやってればいいという気もしないでもないけども、だけど多少なりとも巻き込まれていく部分はある。 心の病気をこじらせた部分があって、こういう自分の心身に影響し…

騙されるのではなくニードにたどり着くことが必要だ

例えば政治の目標を人々を救済することと定め、それに専心するスタッフや財源がつぎこまれても、それを受け取る人々が「その救済はいらない」といえば、その「救済事業」は一巻の終わりである。 福祉であれ何であれ、人にサービスを提供する事業はそのサービ…

この社会の構成のされ方・分断のされ方-lessorさんの日記と高森明氏の日記から

lessorさんのはてなダイアリーを読んでいたら、高森明という人のブログ記事が紹介されていた。 lessorさんの記事→本当のオルタナティブ - lessorの日記 言及されている高森明氏の記事→グレーゾーンへ(16) 普通学級の呪縛�@ 森口奈緒美の問題提起 グレー…

【読了】山岸俊男・メアリー.C.ブリントン『リスクに背を向ける日本人』

リスクに背を向ける日本人 (講談社現代新書)作者: 山岸俊男,メアリー C・ブリントン出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/10/16メディア: 新書購入: 7人 クリック: 90回この商品を含むブログ (27件) を見る読了した。 山岸氏とブリントン氏の対談である。昨…

民主主義に必要な要件は本当はごくわずかである。あらゆる人が更地から考えるということである。

あまりうまく書けないがPTSDや心的外傷あたりについて考えたいと思っている。その中核には経験の語りがたさ、語れなさみたいなものがあるだろう。 つまりそれは発語すること、主張というつまり自分の考えや立場を表明するという政治的な身振りをたちまち困難…

ジジェク読了

ポストモダンの共産主義 はじめは悲劇として、二度めは笑劇として (ちくま新書)作者: スラヴォイ・ジジェク,栗原百代出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/07/07メディア: 新書購入: 8人 クリック: 221回この商品を含むブログ (63件) を見るジジェク読了。…

いい加減はっきりしたのは日本社会は一枚岩ではないというあからさまだったがないことにされていたこと。

連立政権には始めから不信感をもっていて、発足当初から親とか周辺の人に「あれは意見がバラバラなのでヤバイだろう」といっていたのだが、ホントにバラバラになっていっているので、ある意味それはそれでつながってなかったもののつながりのなさがはっきり…

「トカトントン」を考える

ちょっと徒然なるままに書いてみようかと思う。最近寒い日が戻ってきているが体調はまあまあだ。あいも変わらず社会復帰だとかなんだとかが気になるのだが、これはもう思春期の頃からの習い癖のようになっている。 社会復帰や適応に関する悩みや怒りのあれこ…

示唆を受ける。

三つのエコロジー (平凡社ライブラリー)作者: フェリックスガタリ,F´elix Guattari,杉村昌昭出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (30件) を見る大阪と沖縄の講演を読んだ。第一章も読み中…

無縁社会をみる

本日のNHKスペシャルにて、「無縁社会」という番組を見た。孤独死の増加する中で、その当事者「行旅死亡者」やそうなるかもしれない単身の高齢者をレポートしていた。 私の父が昔、お隣のおばさんがコタツで亡くなっていたことを発見した話や、母方の祖母が…

日常と科学

昨日、「日常を科学することが大事なのだ」という昔大学の授業で聞いた言葉を書きました。日常や暮らしは経験や勘といったものが幅を利かせたりするものと思われがちです。 けれど、そういう部門にこそ「科学」というのは必要ではないかと思うのです。しかし…

エコノミーの次元としても、公的な次元としても、そして近くにいる隣人の問題としても

最近はいわないのかもしれないが、以前介護職をしているとき、よく誰かにあなたはどんな仕事をしていますかと訊かれると「いま介護してます」と答えた。そう答えると相手は「大変ですね」とか「立派なお仕事ではないですか」ということが多かった。 もちろん…