細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

政府が障害者雇用率未達で水増し。もちろん政府は責任を負い、是正すべきだが、この社会全体にはびこる障害者排除を考えよう。というかこの国はやり直さなあかん。

職員「法定雇用率がまた未達です、、」 課長「いい案があります。メガネのものは障害者に」 部長「おまえの名前も入れとけよ」 局長「辞めた職員も入れますか」 官房長「それは角が立つ。死人がいいよ」 事務次官「大臣に相談したら適当にやっといてだって」 全員「御意」

こんな政府腐ってるとしか言いようがないが、この社会全体の傾向が凝縮してこうなったんでないか。 受け入れているフリはしていたがそれが破綻した。 しかし、そもそも官民ともおそろしく法定雇用率が低い。 やはり背景に苛烈な差別があるように思えてならない。

オレが泣きながら障害者年金申請の申立書書いたとき、日本国は死人を障害者雇用の水増しに使っていた。

オレが医者に来年は年金や手帳がなくならないか不安で必死に症状を説明するとき、日本国はメガネを障害者雇用の水増しに使っていた。

善人は障害は個性さとか言いながらブルースは加速してゆく。

民間は法定雇用率が未達なら制裁金があるというが、特例子会社にしたりして隔離したりしているし、なにしろ国自治体は2.5パーセント、民間だって2.2パーセント。 ひどいのに変わりない。 年金や生保を取ろうとしたら、甘えだと国や右翼や無知な連中はいう。

善人は障害は個性だといいブルースは加速していく。

障害は単なる個性ではなく、単なる不便でもない。社会と私がぶつかる面に生まれ、内外に浸透するさざなみである。 それは私たちをいつか必ず変革する。

簡単に解決の糸口は見つからないだろう。

それどころか私たちの社会の「当たり前」こそが問われているのだ。

もんじゅは8月30日から廃炉の第一歩核燃料取り出しに入りますが、経過を見るとトラブル続き。心配です。

なんと明日30日から核燃料取り出し!

もんじゅ30日から燃料取り出し http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/686446 @fukuinpmedia さんから 「模擬訓練で、28日までに計9体の燃料に見立てた制御棒を水プールに移送し終える。3班体制で3回ずつ作業を確認し、今後の支障になるような大きなトラブルがこれまでのところない」

こないだトラブルがなかったでしょうか?遡ってみます。

これ以降日時を遡りますので、そのつもりで読んでくださいね。

19日のこれはトラブルでは?

燃料の取り出し訓練で警報、中断 もんじゅ: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34326320Z10C18A8CR8000/

「警報は19日午後1時半すぎに鳴り、同2時20分に作業の中断を決めた。作業中に密着していなければならない燃料出入機と別の装置との間に隙間ができ、内部の空気が漏れた可能性」 「もんじゅでは7月以降、出入機の警報が鳴ったり、作業を監視するカメラのレンズが曇ったりするトラブルが相次ぎ、訓練を始められなかった。機構が当初7月下旬に始めるとしていた使用済み燃料の取り出しも延期した。訓練が順調に終われば8月中に取り出しを始めるとしていた。

訓練は操作員ら計25人が3班態勢で実施。出入機で貯蔵設備から制御棒を取り出し、付着した冷却材の液体ナトリウムを洗浄した後、ステンレス製の長さ約4.5メートルの缶に収納。19日の警報は、洗浄した制御棒1本を缶に入れるための作業中に鳴ったという。順調なら、収納した後、缶ごと水で満たした「燃料池」に入れてこの日の作業を終える予定だった。」

制御棒を燃料棒に見立てて洗って缶に入れてという作業みたいですが、そこで警報が。

実は 8月24日にも燃料池が汚れてないのに、汚れたと警報が。 警報よくなりますね、、

もんじゅ敦賀市)の使用済み核燃料を保管する「燃料池」の水質浄化装置で異常を知らせる警報が14日に鳴り、浄化装置の運転を停止したと明らかにした。燃料池には約10年前に取り出した使用済み燃料2体が入っているが異常はなく」 もんじゅ:異常なし 燃料池浄化装置、警報で一時停止 /福井 mainichi.jp https://t.co/9pYRJg7Mm4?amp=1

遡るといろんな人がもんじゅ燃料棒取り出しに懸念を述べていました。

8月10日福井県原子力安全委 「使用済み核燃料の取り出しに向けた作業状況を確認した。機器などのトラブル多発で取り出しに向けた工程が遅れている現状に、委員長の中川英之・福井大名誉教授は「過去の点検で見つけられた不具合もあり、反省するべきだ」と強調した。」

原子力機構に「反省を」 もんじゅトラブルで専門委 sankei.com https://t.co/nzZ07qSOuQ?amp=1

中身はわからないんですがものすごく根本的に怒られてます。 これ燃料取り出し予定の30日のたった20日前、、

有料記事なんで読めませんが地元の不安も

福井)もんじゅ廃炉 燃料取り出しに課題 不安の声も 八百板一平2018年8月25日3時0分 朝日新聞デジタル asahi.com https://t.co/k2UyWpD7cQ?amp=1

もんじゅ 原子力機構、県と敦賀市に謝罪 工程延期で /福井 毎日新聞 2018年8月4日 地方版 https://t.co/LbCrKftgov?amp=1

不具合が5件相次ぎ 7月の取り出しを断念。

もんじゅ不具合続き陳謝 原子力機構 監視カメラ曇り警報も 福井県敦賀市に対策約束  http://fukunawa.com/fukui/38236.html 「 敦賀市役所では荒井眞伸・敦賀廃止措置実証本部副本部長が、片山富士夫副市長に報告した。片山副市長は「一連の不具合の対応にスピード感が足りない」と批判。「警報がずっと鳴り続けるのではないかと市民は不安になる。しっかりと点検、確認をすべきだ」と求めた。

 機構によると、燃料に見立てた制御棒を洗浄し、ステンレス製の缶に封入する際、何らかの原因でカメラが曇り視界が悪くなった。乾燥空気を吹き付けて曇りを防ぐ対策を取り1日に確認作業を実施したが、曇りを抑えることはできなかった。さらなる改善策の検討には時間が必要としながらも、8月中の燃料取り出し開始工程は変更しないとした。

 この確認作業中に、制御棒をつり上げるつかみ具の異常を知らせる警報が一瞬鳴った。つかみ具に付着した冷却材のナトリウムが開閉に影響した可能性があり、点検して原因を調べる。

 不具合が5件相次いだことから、機構は現場に不具合対応の支援要員2人を追加配置。燃料出し入れ設備メーカーの富士電機は、保守担当の部長級社員ら3人を追加派遣し13人体制とする。実際の操作を担うチームは交代要員7人が加わり、32人3班体制となる。」

7月30日中日 敦賀市長もお怒りでした。

もんじゅ作業、遅れに苦言 敦賀市長「見通し甘いのでは」福井 https://t.co/hObzZQZetO?amp=1

「日程ありきで進めるのではなく、立ち止まって遅れてもやるのが皆さんの安全につながる」「もんじゅでは細かいトラブルが続いてきた。事前準備をしていることがあまり伝わってこない」

7月30日

県知事もお怒りでした。

知事がもんじゅ作業遅れに苦言 機構や国の体制強化求める:福井:中日 https://t.co/UgwQOLiJ4l?amp=1 「七月下旬の開始を予定していた燃料取り出し作業が、相次ぐトラブルで八月に延期されたことについて「ちゃんとやってほしい」と、日本原子力研究開発機構監督官庁文部科学省へ苦言を」

まあ福井県知事と敦賀市長の怒りは早くせよというお約束的な? しかし地元自治体の首長も、もんじゅのトラブルには気が気でない。 当然です。第一危険な上、廃炉する前からほとんど一度も正確に作動しなかったのですから、、、

ミス続きで延期決定は7月24日でした。

もんじゅ:核燃料の取り出し、8月以降に延期へ -毎日 https://mainichi.jp/articles/20180725/k00/00m/040/085000c 「8月以降に延期される見通しとなった。日本原子力研究開発機構は7月下旬に取り出しを始める予定だったが、燃料を取り出す出入機の設備に不具合が見つかっていた。機構は年内に100体の燃料を取り出す計画」

7月14日 遅れることはないといいつつ24日には延期発表したのでした。 原研の不透明さもまたかという。

毎日 「燃料を取り出す専用機器に冷却材のナトリウムが付着して固まるトラブルが起きたと、同機構が原子力規制庁に報告した。同機構は今月下旬に燃料取り出しを始める計画で、今回のトラブルで計画が遅れることはないと説明」 https://t.co/tZQyKmpg4J?amp=1

6月8日日経

ナトリウム抜きとり方すらまだ未定? まさか廃炉も場当たり?

もんじゅ廃炉 30年かけ4段階で: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO31490280X00C18A6TJN000/

2047年度まで30年をかけ、4段階に分けて廃炉を完了させる計画。最初のハードルとなるのは、核燃料の取り出しと原子炉の冷却に使った液体ナトリウムの抜き取り」

これも有料で読めませんが、液体ナトリウム移送したら発火しそうですねたしかに、、

ナトリウム無害化、敷地内で 市民団体ら要請 /福井 毎日新聞 - 2018/07/12 https://t.co/pBXSVcorKg?amp=1

使えないのに金はかかったんですよね、、

5月11日

会計検査院廃炉もんじゅに1.1兆円 費用さらに増加も - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20180512/k00/00m/040/094000c

「「保守管理の不備が廃炉につながった」と総括。少なくとも1兆1313億円が投じられ、研究の達成度は16%だった」

3月28日福井新聞

これは根本的な問題です。 ナトリウム視界悪くてみえないので超音波でやるしかない。 液体ナトリウム漬けの核燃料を超音波で確認しながら取り出しという世界最高難度の、、、

「取り出し作業中は燃料がどのような状態なのか、目視では確認できない。このため超音波で確認する方法を検討している。」

難関もんじゅ燃料取り出し計器頼み 不透明ナトリウム目視できず | 原発 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE fukuishimbun.co.jp https://t.co/ZmmuexsJDz?amp=1

この3月13日の規制委の了承もひどいです。 冷却材の液体ナトリウムの取り出しかたもわからないのに計画を了承するわけです。 帰り方のわからない旅行計画みたいなもの。 日程ありきすぎます。 これまでの原子力とおなじ。

規制委:もんじゅ廃炉計画了承、認可へ  - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20180313/k00/00m/040/029000c 「 この日の会合で規制委は、原子力機構が7月にも着手する燃料取り出しについて「ほぼ未経験のこと。作業員をしっかり教育し、着実に廃炉を実施する力量を身につけてほしい」などと指摘した。

 原子力機構は昨年12月に廃炉計画を申請。47年度までの30年間で廃炉を完了させる計画だが、原子炉容器内の核燃料に触れる液体ナトリウムの抜き取り方法が決まっていないなど課題も残っている。【鈴木理之】」

3月からざっとみてきましたがもんじゅ廃炉には、当面ナトリウムは目視では中が見えないので、超音波で確認しつつ燃料取り出さなきゃいけない。 またナトリウムの抜き取り方も決まっていないのに30年で廃炉できると計画し、国は了承してしまった。

また、3月以降7月までミスがあり、延期され、ミスがまるでなかったかのように8月30日から始めるというのも不可解。

核燃料は、放射能の塊です。 液体ナトリウムは、空気に触れると激しく燃えるので、少しのミスも大惨事になりかねません。

ナトリウムは水とちがい透き通ってないから超音波ソナーでみているわけです。 警報がよくなるのがわかりました。 見えないからぴったり入れるのが大変なんでしょう。

しかしやるときも行き当たりばったりで発電せず、廃炉するときもナトリウムの取り出し方すらまだ未定。

心配です、、 関西にいる私は特に不安です。 なにより技術の不安定、液体ナトリウムの空気に対する反応性の高さから爆発しないかも、もちろんですが、原研の不透明さ、国の行き当たりばったりさが。 ナトリウムの抜き取り方が決まるまで廃炉作業は見合わせるべきだった。 しかし、早くしろという圧力があったのかも?わかりません。

書いてて怖すぎて、杜撰で疲れました。 おやすみなさい。

公聴会直前の大ニュース、福島第1原発汚染水「一部の測定結果は排水の法令基準値を上回っており、放射性物質の量が半分になる半減期が約1570万年の長寿命のものも含まれている。」

福島第1原発汚染水の処理について公聴会が8月末、福島県と東京都で開かれますが大ニュースです。

汚染水に、トリチウム以外に含まれる核種はなんと半減期が1570万年。 しかも「一部の測定結果は排水の法令基準値を上回って」いる模様。

基準値超の放射性物質検出、福島 トリチウム以外、長寿命も:主要:福島民友新聞社 みんゆうNet http://www.minyu-net.com/newspack/KD2018081901001549.php 「 東京電力福島第1原発で汚染水を浄化した後に残る放射性物質トリチウムを含んだ水に、他の放射性物質が除去しきれないまま残留していることが19日、分かった。一部の測定結果は排水の法令基準値を上回っており、放射性物質の量が半分になる半減期が約1570万年の長寿命のものも含まれている。

 第1原発でたまり続けるトリチウム水を巡っては、人体への影響は小さいなどとして、処分に向けた議論が政府の小委員会で本格化し、今月末には国民の意見を聞く公聴会が開かれるが、トリチウム以外の放射性物質の存在についてはほとんど議論されていない。」

その核種はヨウ素129です。

ヨウ素129は半減期が1570万年と非常に長寿命であるため使用済み燃料の処理時にも残っています」 http://www.aomori-hb.jp/ahb4_5_8_02.html

議論すらできていません。これは大問題です。国や東電の責任大。

ちなみに公聴会の詳細は以下経産省リンクに。 公聴会の抽選に外れた方も、傍聴や書面による意見提出が可能なようです。

多核種除去設備等処理水の取扱いに係る説明・公聴会METI/経済産業省) 「 ≪富岡会場≫ ・日時:平成30年8月30日(木)10時00分~12時30分 ・会場:富岡町文化交流センター学びの森(福島県双葉郡富岡町大字本岡字王塚622−1)

≪郡山会場≫ ・日時:平成30年8月31日(金)9時30分~12時00分 ・会場:郡山商工会議所(福島県郡山市清水台1-3-8)

≪東京会場≫ ・日時:平成30年8月31日(金)15時30分~18時00分 ・会場:イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1)

※3会場いずれも当日はインターネットにて生中継を予定しています。 (インターネット中継を行うURLについては、開催日までに本ページ内にてお知らせする予定です。) ※意見表明者は、会場毎に、個人・団体の合計で10~15名程度を予定しています。 ※3会場いずれも公開としますが、会場の都合上、傍聴席に限りがありますので、必ず事前の登録をお願いします。 2.意見の募集にあたって

・これまでの検討結果の概要を公表しておりますので、意見表明や意見提出の際にご参照ください。 多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会 説明・公聴会資料(pdf:5518KB) ※参考資料1-3及び2-2を追加(8月14日) ・また、これまでの多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会やトリチウム水タスクフォースでの議論内容については下記URLをご参照ください。 【多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会】 http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku.html#task_force4トリチウム水タスクフォース】 http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku.html#task_force3 ・処理水の処分方法や処分した際の懸念等に関するご意見をお伺いします。 注)当小委員会は、ALPS処理水の処分について検討する場であるため、最終的な処分方法や時期に関するご意見を求めます。 ・会場での意見表明者を募集することに加え、書面での意見募集も行います。

※意見表明等の申込方法については3.募集要領・様式を御参照ください。

3.募集要領・様式

・募集要領 ・様式①:会場での意見表明申込(word形式・pdf形式) ・様式②:当日表明する意見の概要(word形式・pdf形式) ・様式③:傍聴申込(word形式・pdf形式) ・様式④:書面による意見提出(word形式・pdf形式)」 http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/setsumei-kochokai.html

堀越豊裕「日航機123便墜落 最後の証言」平凡社新書 読了

堀越豊裕「日航123便墜落 最後の証言」平凡社新書

読了。

丁寧なルポ。特に日米の事故関係者や航空業界関係者への綿密なインタビュー取材が読ませる。 アメリカの123便墜落事故調査の担当者、他の航空機事故の当事者などのインタビューがさらに興味深い。

アメリカは巨大事故において、単なる責任追及だけでなく、事故防止に役立てるため、事故原因の追及が徹底している。 空中爆発した機体の大半の部品を海からサルベージして、事故機体を再現する。 123便墜落の場合、一部の部品が相模湾に落下したが海中捜索を断念した。 事故調査機関に予算がなく、政府も主導しない。 著者自身は米国や日本の事故調査に関係する様々な人を取材し、ミサイル撃墜説、否定肯定両論も取材し、ミサイル撃墜説に否定的だ。 しかし、そんな著者も相模湾に落下した事故機体の部品を引き上げなかったことが、つまり事故調査が徹底していなかったことが、人びとの疑いを強め、ミサイル撃墜説や陰謀論を生み出していると見る。 アメリカのように執念で事故機体の部品を拾い上げ再現度を高めれば、誰が見てもなんども再検証できるからだ。

むしろ隔壁の修理ミス説についてこれだけボーイング元社長やアメリカの事故調査機関NTSBなどの担当官を徹底取材した力量に驚いた。 私も含めアメリカがどんな調査をしたか、アメリカの事故調査の現状を知らない人は多い。

最初の著書らしく、ところどころ固さがある表現があるが、とにかく徹底取材。 吉岡忍が評価したのはわかる。

私はこの事故が起きた時小6で盲腸で入院して退院直前に日航機事故をテレビで見て深い衝撃を受けた。 生存者に私と同年代の川上さんがいたことをよく覚えている。 その翌年にはチェルノブイリ事故も起きている。

尼崎脱線事故福島第1原発事故でさらに巨大事故調査に関心を持った。

日航123便墜落事故は、発生からもう33年の夏を迎える。 著者が「最後の証言」と題したのも関係者の高齢化が進んでいるからだろう。 亡くなられた方そのご遺族にお見舞い申し上げるとともに悲惨な航空機事故が起こらないよう願ってやみません。

【詩作品】古い谷の歌を年寄りが歌う前のはなし

領土の内と外で 戦いが始まる時 この内と外はもちろん虚構だが 君は虚構とは思えなくなってる なぜなら 君のこころの中は ずっと前から支配されているからだ 支配とか戦い などということについて 歌う風習は この部族では廃れたのかも しれないが 君に語りかけるとき 私は古い外套を着て 異言で語りかけるのだから どうせ私の言葉なんて 風や馬の呼吸にしか 聞こえないだろう わかっているよ だけど聞いておくれ

私の外套にもぐりこんでおいで 恐ろしかったね 実際こころが支配されているなんて 怪談か冗談みたいな響きさ だけど 君にみて欲しい この世界の7割は砂漠だ 砂漠で悪魔と戦うとき 君は別の悪魔を呼び出してはいけない

あくまで君の若竹のような やわらかい爽やかな 言葉を使うのだ 山椒の葉は すりつぶされ 懐かしいあの世界の匂いがする 水というのは 植物の体の中を通り抜ける そのとき植物の細胞は とても美しい着物を着て 君という水に 香水をふりかける

そのとき、植物の細胞も根も信号を発してることを知るのだ ひとりひとりが かけがえないメッセージをもち 誰かが傷つくと 他の人も傷つくのだ これを「そばにいる人の効果」 と生物学で呼ぶ

darling darling stand by me

いつも誰かが誰かのそばにいて 君と一緒に傷ついたりする

砂漠を渡るときは 君の中を濡らす 涙をわすれないことだ その涙が つながりあって 歴史を作るのだ

小さな雨粒 から雨粒へ しずくからしずくへ 雲も海も信号なのだよ

実際そうして 数え切れないくらい 古い時に 海はできたのだよ 海は違いを飛び越え 暗闇と光を 君と私を 物質と物質を 結びつけ 揺らし 希望を生んでいた

しかし それはわずか数百年で こんなに私たちの 怒りと悲しみを 溜め込んでしまった 私たちが 無知から作り出した 新しい災いが 叡智の 海に投げ込まれるだろう

しかし覚えていてほしい 君と私を作るのは 小さな 若竹のような 山椒のような 命のしずくなのだ 君と私の 肉体の 中には 土や木々と同じ 賢い命の粒が 満たされている だから君は 無限を いま生きているんだ

さあ怖がらないで おやすみ 懐かしい 私の生まれた谷の歌を歌おう これを歌うと 私は 古ぼけた 狂った老いぼれと 笑われるもんだが そうじゃない そうじゃないよ

るる るる るるる ばれ ばかれ かかるれ ばかろれら らっさ さらごめ めてるおら おらめて めて てろて かかるれ ばかろれら

るる るる るれれ さらごめ

脳しんとうと私ー人生はわからないことばかり

最近脳しんとうについて調べています。 以前てんかんの可能性は低いというセカンドオピニオンをもらいました。 しかし、それならば、35年慢性化した頭痛や倦怠感、昔起きた意識消失の説明ができません。 頭痛については片頭痛なんだろうなあと思うので、先生のセカンドオピニオンには疑問はありません。 ただ、倦怠感や意識消失、まれに起きる手足がジンジン痺れる感じの発作的症状はなんなんだろうと。 もう一つものごとを決断して遂行するのも苦手です。

先日夜考えごとをしていて、あゝと思ったことがありました。 小学校5年で教室で意識消失発作を起こす前に、1度意識を失ったことがあるのです。 それはいじめっ子と遊んでいて、二メートル弱の道路のへりから、冬の乾いた田んぼに落ちて、意識を失ったことです。

実はその時何分間かわからないが、意識を失って倒れていました。 気づいたら、落ちた瞬間の記憶を失くしていました。 ぼんやりと家に帰ったら、発熱していました。気分も悪く寒気もしてこたつで休んでいたら、左肩が痛い。 母親が肩を回してみてというとものすごく痛い。左鎖骨が折れていたのです。 そのあと、同じ市内の外科に行き、肩から胸にギブスをあててもらいました。 その時は肩を治してもらうことに集中していて、それにたぶんボーッとしていて、あたまのことは話さなかったし、誰にも聞かれなかったのです。

しかし、あれは脳しんとうでした。 意識も何分間かはわからないが、無くなっています。また落ちる直前、何が起きたかの記憶もあいまいです。

その時、冬の田んぼで、私はいじめっ子のMくんと遊んでいました。 どこからか野良犬がたくさん来ました。私たちは急いで田んぼを逃げ回ります。 田んぼから二メートル上がったら道路です。 Mくんは、コンクリートの壁を昇り、道路に上がりました。 私もそこを目指して走り、コンクリートの壁を上がっていた、その瞬間から記憶がありません。

最近スポーツの世界では脳しんとうが危険な脳の障害を起こし兼ねないことがわかり、アメリカや日本でも警鐘を鳴らす声が高まっています。 羽生結弦さんがスケートで転倒して脳しんとうを起こして再び試合を続けたことが美談として語られましたが、スポーツ医学や脳神経医学の世界では、連続して脳しんとうを起こすと、セカンドインパクトと言って重大な脳障害を起こす危険があると懸念の声が上がりました。

「スポーツによる頭部外傷は交通事故のような直線加速度を伴う強い直達外力が要因となるのではなく回転加速度が脳を揺さぶり脳実質を歪ませることによって生じると考えられています。実験的には神経細胞内外のイオン平衡が破綻することにより正常な神経伝達が行われなくなることによる機序が確認されています。」 http://www.yamadaiin.net/letter/2492/

脳しんとうとは、脳全体が揺さぶられて、脳の様々な場所に回転や遠心的な力が加わり、ダメージを受けます。 豆腐を激しく揺する感じです。 だから単に打ち付けた面だけではなく、深いところの軸索が切れたりすると深刻な問題が起きます。 しかし大半の脳しんとうは、その時頭痛などがあってもしばらくしたらよくなります。 しかし適切に休んだり、検査手当しないと、後遺症が出ることがあるらしいのです。 これを脳しんとう後症候群といいます。これはICD10では器質性精神病に分類されています。 「意識の消失を生ずるほど重い頭部外傷に引き続いて、さまざまな精神および身体的な症状が現れます。例えば、頭痛、めまい、疲労感、音や光への過敏性、集中と課題遂行の困難、記憶障害、不眠、ストレスや情緒的興奮、あるいはアルコールに対する耐性の低下などです。 これらの症状によって自尊心が喪失することがあります。また、症状が永遠に続くのでは、といった恐怖心から、抑うつと不安感が生じることもあります。そうした感情がますます症状を悪化させ、悪循環になる人もいます。患者さんによっては「自分は大変な病気だ」と思い込み、たびたび診断と治療を求めるようになります。」 http://www.e-heartclinic.com/kokoro/senmon/f00/f07_postconcussional_syndrome.html 「頭痛、疲労感、音や光への過敏性、集中と課題遂行の困難、記憶障害、ストレスや情緒的興奮」 これらが思い当たります。

それからいじめのせいもあったでしょうが、あの頃から自分はダメな人間で、生きていても辛いと感じるようになりました。 「自尊心が喪失することがあります。また、症状が永遠に続くのでは、といった恐怖心から、抑うつと不安感」

さらに一番思い当たるのがこれです。 「「自分は大変な病気だ」と思い込み、たびたび診断と治療を求めるようになります」

小6の時、盲腸で入院したんですが、入院して2週間後くらいいきなり「舌がうまく動かなくなる」感じがしました。「喋れなくなったらどうしよう」と不安になり、ナースコールを押しました。看護師さんは、舌苔で舌が汚れてるよと舌を拭いてくれました。納得のいかない私は医師に相談しました。 医師は舌を診てくれました。 「特に異常ないからストレスちゃうかなあ」

しばらくこの心配は消えます。 しかし高校2年生になった私は「舌にガンができて喋れなくなるのではないか」「20くらいで死ぬのではないか」という不安に捕らわれ、2件くらい耳鼻科と口腔外科の病院に行きました。 1軒目は口内炎ではないかと。2軒目は話を聞いてくれて「癌かと心配したんですね。怖かったね。癌はないですよ。」 普通それくらいしたら、納得すると思うのですが、こじれまして。

放射線で癌が発症するのかもしれないと、ガイガーカウンターを、原発関連団体から借りて、友達が山で拾ってくれた金属の入った鉱石を調べました。 しかしあまり使い方がわからずうまく測れない。 私は、怖くなり石を捨てました。

それからも私の舌がん恐怖は続き、うつ状態になりました。 そして大学生の時は、20が近づいても死なないし、生きていても虚しく辛いので死を考えるようになりました。 実際死にたいと、1人街をさまよったことも何度となくあります。

私はこれが心配だったが、脳しんとう後症候群なら一番説明できる気がします。 30くらいを境に希死念慮はあまり起こらなくなりましたが、決断や計画が立てるのが苦手、音や光が苦手で、スーパーや繁華街は苦しくなる、アルコールを生中2杯くらいは普段はなんともないが、疲れていると、突然頭が激しく痛くなり嘔吐、体の痺れ、発汗などで倒れてしまうこともあります。

とにかく何ができてもできなくても、自分はダメなんだとずっと感じていて、どれだけ励まされようが元気になれません。 また、気分がくるくる切り替わり、小さなことで人のことが信じられなくなります。自分を自分でつかめないんです。 そんなシリアスな面があるのに、ふだんはへらへらしていて、変な感じなんです。 自閉症やパーソナリティ障害的な面の上に脳しんとうにより何かがあったんでは?と。

さらに幼い時は頭は痛くならなかった。 しかし、頭を打ったくらいから、頭が痛くなったり、お腹が痛くて辛いことが増えました。 またすぐに疲れたりするようになりました。 頭を打ってから1年以内に、授業中、座っていて、お腹が痛くなり、頭が変な感じに。友達に声をかけたが先生を呼んでくれない。 なぜか立ち上がって先生のところまで行こうとして突然叫んで倒れて意識を失いました。数分程度でしょうか。 それから時々気分が悪くなり気が遠くなったりするようになりました。

自治医大の天笠氏 「明確な基準は定められていませんが、通常2歳未満であれば0.9m以上、2歳以上の場合は1.5m以上の高さから落下した場合は頭の中の出血リスクが上がると考えられています。ただしこれはあくまで一つの指標であり、頭を打ったときの状況や子どもの容態によって緊急性は異なります。 基本的に子どもの頭部に大きなエネルギーが加わったと想定される場合は受診が必要です。たとえば高所より墜落(どこにも当たらずにまっすぐ落ちた)した、交通事故で車と接触した、自転車で電柱に激突したなどの場合も受診」 https://medicalnote.jp/contents/160825-001-NE?p=2

私は二メートル弱の高さなので、ハイリスクです。 しかし重大な出血が起きたらもっと大変なことになりますから、それはなかったかもしれません。 でも頭を診てもらってないなら、わからないことだらけ。

東京医療センターの山本医師 「脳震盪は一般的に3つのレベルに分けられており、「一過的に意識が混濁するが失神はしておらず、記憶は正常」なのが軽度、「2分以内の失神や記憶障害、手足のしびれが現れる」のが中度、「2分以上の失神に加えて、記憶障害、手足のしびれ、頭痛吐き気」などが続いている場合は高度としています。中度以上の脳震盪が確認された場合には、脳内に異常をきたしている可能性があります。すばやい検査と処置が必要です。」 https://medicommi.jp/44248

私は失神、吐き気、一時的な記憶障害があります。しかし経過時間がわかりません。 中度から重度どちらかです。 でも、私がかつて体験したことは、けして小さなことではなかったんだなあと。 その時にいたいじめっ子の友達はなぜその時心配してくれなかったか、親はなぜ気づいてくれなかったか。今さらなんですけど。

なぜ、そんなことを言ってしまうかというと、落ちる瞬間に何が起きたのか私は記憶を失ってますから、何が起きたのか、足を滑らしたのか、あるいはあの高さから落ちて意識を失い、鎖骨も折れたなら突き落とされたのかとも疑っていたからです。 しかし記憶がないので、すごく不安で気持ちが悪いです。 夢で繰り返し、私が落ちていく姿とそれをみている友達の静止画があらわれます。悪夢です。 それは20歳を過ぎるくらいまでは見ていたのではないか。

ともかくいろいろわからないことが。 ともあれ、脳しんとうや意識を失ったことについては、精神科の主治医に話してみます。 何十年前の話だし、検査で見つからないことも多いらしいから過度な期待は禁物だが、この線を調べていきたいです。 少しでも何かがわかったらいいです。 自分の勘が間違えていても、それをヒントに自分の苦しみの正体が知れたらいいなと思っています。 わけのわからない話ですが、間違い失敗ばかりかもしれませんが、このブログを読んでくださっている方がいたら私を見守っていてください。

いたらない私に、神がいるかわかりませんが、何か世界からあたたかい眼差しが降り注ぎますように。

てんかん専門医の診察終わりました

ご心配かけます。てんかん専門医による問診、脳波検査を受けました。

脳波は異常なく、持続時間などの発作の様子からてんかんの可能性は低く、片頭痛の可能性が高い。 片頭痛も自律神経に嵐が起き吐き気や発作後の疲れは大きい。症状によるダメージは大きい。 抗てんかん薬には頭痛や精神症状に効くものがあり、あなたの主治医のお手紙にそれを提案してみますとのことでした。

また医師によると、片頭痛てんかんは、ちょうど、いとこ同士くらいの関係にある発作性脳疾患。

てんかんの患者さんで片頭痛を併発する方も多いとのことです。

歴史的に関連性がどの程度あるのか議論されて来ました。 もちろん別の病気なんです。 別の病気なんですが、パルブロ酸ナトリウムやトピラマートといった抗てんかん薬が、片頭痛に効果があるそうです。