細々と彫りつける

Concerning poetry,radioactivity,disability,and so on(詩、放射能汚染、障害などについて)

【詩作品】兄ちゃん行け

いつも

不安で怖いねん

怖くて埋まらない

震えて落ち着かない

男とはいえ

抱いてと言いたい

抱いてほしい

 

兄ちゃん考えすぎやで

だけど兄ちゃんな

苦労してきてんで

苦労やったら

みんなしてるで

 

そやった

みんな苦労してたわ

みんないろんな苦労してるわ

兄ちゃんも苦労しててんな

兄ちゃんやっとわかったわ

 

お父さんやお母さんに

心配かけて

毎日意気がってる

肩ひじ張る

肩ひじ張らないで

生きられないかな

そう思って

君が見えた

 

みんなちょぼちょぼや

そやけど

兄ちゃん苦労したんや

なんか

深いのか

単にドツボなんか

わからんけど

だから

楽しく生きてもええんちゃう

 

だから

兄ちゃん行け

そのままで

打たれて泣いて笑って歩いて

経験するんや

ホンマを知るんや

【詩作品】泣いていいですか

前に進むのはこわい

こわいってなんでなんか

水たまりに 顔が映る 雨上がりに

雨上がりで

空が白い雲から青に変わる最中

 

僕は抱きしめられても

守られているとは感じられなかった

お父さんのひざはもぞもぞした

大人が怖かった

でもいま僕は大人になってるやん

 

40を過ぎ、やっと一人暮らしとか

考えはじめてる

人を知りたいから

ホンマは色々知らんできたから

知らんできたら

こんなに怖いことばかりだ

 

だけど

ふらふらと歩き出したい

君と歩き出したい

恋とか愛とか

言葉は知らない

単なる散歩だ

散歩して

暖かくさわやかだ

それでいいやん

 

言葉は苦しい時があるな

だけど

言葉も大事かな

 

広い空に

深い土

もうこんなに暑くなった

なんてさみしい

なんてひとり

なんてはじめて

どうしたらええか

わからんかってん

だから

泣いていい?

泣いて

明日のために

君の前で

 

Peter Gabriel 〝Digging in The Dart〟大好きな曲。死者になり、昔の傷に向き合う それはヨガの死者のポーズのようだ

四半世紀前に見た時から怖いけど、惹きつけられてきたPVと曲。
よく見ると、ヨガの死者のポーズ(シャバ アーサナ)と同じである。
苛立ちの地上から静寂の世界へ。

Peter Gabriel 〝Digging in The Dart

https://www.youtube.com/embed/X0C3DHp36zc

 

歌詞を和訳します。

 

「私の中に、暗くてネバネバしたものがあってそれはどんどん強まっていく

こんな感覚をどうしたものか、全くわからないこんな感じでずっとやっていくなんてできない

 

今回君はあまりにもうまく行きすぎたんだ

今回君はあまりにもうまく行きすぎたんだ

今回君はあまりにもうまく行きすぎたんだ

君にそう言ったじゃないか

言ったじゃないか

言ったじゃないか

そう言ったじゃないか

 

口答えするな

黙って車を運転しろ

口を閉じろ

私は君が誰だか知ってる

何も言うな

ずっとハンドルを握っていろ

後戻りはできない

これは本気なんだ

土を掘り

私と一緒にいてくれ 私は助けが必要だ

私は土を掘っている

私の過去の傷を見つけるために

私の過去の傷を開いてみせるために

 

もっと見るんだ もっと見つけてやるんだ

そんな風に近づけば近づくほど、見えなくなってしまうよ

私はそれを感じる 頭の中に つま先に

性器にさえそれを感じる 

傷は行くべきところに行く

 

今回君はあまりにもうまく行きすぎたんだ
今回君はあまりにもうまく行きすぎたんだ
今回君はあまりにもうまく行きすぎたんだ
君にそう言ったじゃないか
言ったじゃないか
言ったじゃないか
そう言ったじゃないか

 

今回君はあまりにもうまく行きすぎたんだ
今回君はあまりにもうまく行きすぎたんだ
今回君はあまりにもうまく行きすぎたんだ
君にそう言ったじゃないか
言ったじゃないか
言ったじゃないか
そう言ったじゃないか

 

土を掘り
私と一緒にいてくれ 私は助けが必要だ
私は土を掘っている
私の過去の傷を見つけるために
私の過去の傷を開いてみせるために

 

土を掘っている
私の過去の傷を見つけるために

私の過去の傷を見つけるために

私の過去の傷を見つけるために

私の過去の傷を見つけるために

私の過去の傷を見つけるために

私の過去の傷を見つけるために

私の過去の傷を見つけるために」

http://www.azlyrics.com/lyrics/petergabriel/digginginthedirt.html

 

【オススメ】神奈川新聞 【社説】「共謀罪」 廃案にして出直すべきだ

‪とても明解な記事。‬
‪こんな法案はテロ対策ではなく、市民すべてをテロリスト予備軍にしてしまう法案では?。
‪企業や家庭でも密告監視が常態化しませんか?‬

‪【社説】「共謀罪」 廃案にして出直すべきだ http://www.kanaloco.jp/article/249671 @カナロコ・神奈川新聞より‬

安倍総理は、オリンピックのご都合主義政治利用には歯止めがない。大変危険なこと。

‪まず、憲法改正とオリンピックは誰が考えても関係ありません。

オリンピックが国威発揚イベントだからどさくさに憲法も改正したいのでしょう。

全くひどい話です。

 

また、自衛隊憲法に明記しますと、9条の特に2項の戦力放棄と矛盾し、憲法が機能不全になります。

自民党内からも自民党改憲案と今回の安倍総理提案が整合せず、党内で議論すらまとめれてないことから批判が起きています。

党内で議論すらまとめれてない話を堂々とぶち上げるなという話です。

さらに総理大臣には憲法尊重擁護義務があり、憲法改正は国会で国会議員が発議することから、軽々に1新聞でぶちあげるなどありえないような乱暴すぎる話です。

 

次に、福島第一原発事故で汚染水や汚染は全く心配ないとほぼ事実無根なことを言ったり、オリンピックのテロ対策には共謀罪が必要と、共謀罪が必要とは言えないのに、言ったり、安倍総理のオリンピックご都合主義政治利用には歯止めがありません。

 

大変危険です。

 

 

思わず呼び捨て? 憲法改正で激論(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170509-00000644-fnn-pol @YahooNewsTopics‬

‪「蓮舫代表「総理・総裁を使い分けるのは、あまりにも二枚舌」‬
‪安倍首相「憲法審査会に自民党として提出する中身について議論するわけです。御党におかれましても、どうか中身について、御党で議論していただき、憲法審査会に、考えをまとめて提出していただきたい」‬
蓮舫代表「『中身について問うて』と言った。なぜ、2020年と年限を区切って憲法改正したいと言ったのか」‬
‪安倍首相「2020年というのは、東京オリンピックパラリンピックも予定されている年。新しい日本を始めようという機運がみなぎっている」‬
蓮舫代表「オリンピックと憲法改正、まったく関係ありません」」‬

浪江町で起きた大規模山林火災について、今後の山火事対策と付近の安全のために、安易に放射能拡散はないと即断せず調査と対策が必要

まず、浪江町や東北の山林火災に被災された方にお見舞い申し上げます。

周辺住民の方々の安全が守られますように政府や自治体は全力で対策と調査を願います。

また消火に当たった皆様のご尽力に感謝し、皆様の安全を祈念します。

 

さて。

山林火災による放射能拡散はデマであるという

普通に考えれば浪江町福島第一原発事故放射能雲の直撃を受けた20キロ圏内で未除染の山林が燃えて、周辺に全く放射性物質が再拡散しないとは言えないだろうとおもう。
行政の測定法や頻度など検証されるべきだろう。

 

火災の煙による大気汚染なんだから大気浮遊塵とか降下物のベクレルで測定するのがベターなはず。
空間線量の変動はどの部分の大気をいつ測るか、気象条件や火災の風向き、煙の広がり方などによってうまく結果が出ないし、わずかな上昇でも見られるなら、その変動をきちんと分析しなきゃいけない。

 

さて福島県の公式資料の以下の数字を見るとベクレル数には変動がみられる

福島県浪江町井手地区の林野火災について(第9報) ‪http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/ps-kukan-monitoring.html

 石熊公民館のダストのCs137濃度が 7.63 mBq/m3 にまで上昇している。5月1日から昨日までの最大値は 1.97 mBq/m3 だった。」

https://twitter.com/miakiza20100906/status/861909670293774339

 

「十万山近傍での大気浮遊じん(ダスト)のセシウム137の測定結果は、1.35~7.63 mBq/m3の範囲であり…現時点で判断することはできませんが…落葉の堆積層への火の浸透に加え…周辺の土ぼこりや焼却灰の舞い上がりの影響も」 

http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/ps-kukan-monitoring.html

 

空間線量の変動はうまくつかまえてはいないようだが、ベクレル数の変動の理由を検証し、火災や気象条件による放射能の二次的拡散を防ぐ対策に役立てる必要はある。
分析と対策が必要な案件を騒ぐなとだけ言うのは議論を封じる恐れあり。

 

ちなみにジャーナリストのまさのあつこ氏が空間線量の変動をグラフ化すると変動がみられるという指摘がある。空間線量の変動についても精査する必要があるだろう。

 

‪消火活動続行中:帰宅困難区域の山火事を教訓に国が行うべきこと(まさのあつこ) - Y!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/masanoatsuko/20170503-00070575/

 

チェルノブイリ事故地域周辺でも、汚染された山林などの火災による放射能の二次的拡散は問題になっている。当局は心配ないというのだが、日本もチェルノブイリも事故当時からの情報隠ぺいが強く、市民団体などが監視を強めているようだ。

チェルノブイリで第2の放射能汚染の危険 森林火災で大気中に拡散し…
ロシア万華鏡2015.10.12 17:00

 旧ソ連ウクライナチェルノブイリ原発周辺で、事故発生から29年が過ぎた今年、新たな放射能汚染の脅威が浮上している。原発周辺の森林や野原で大規模火災が相次ぎ、一部で大気中に基準値を超える放射性物質が検出されたためだ。周辺地域の除染が徹底されておらず、土壌や草木に残る放射性物質が火災の際の強風にあおられ、大気中に拡散したものとみられる。

 ロシアの専門家は独自の調査データから「危険性はそれほど高くない」と分析しているが、環境保護団体は「ガンの発生率があがる恐れがある」と主張。ウクライナ政府に対して徹底した情報公開と対策を要請している。住民の間には事故発生時に真実が発表されなかった国に対する不信感が今も根強く残り、今後の生活に大きな不安を呼び起こしている。」

http://www.sankei.com/smp/world/news/151012/wor1510120004-s.html

放射性物質による大気汚染事例として、周辺住民や地域への注意喚起や山火事の防止対策は必要だろう。

 

 

 

 

【詩作品】理由がない命と死がさわやかだ

生まれる前はどこにいたのか

知らないが

どこか知らないが

いまここにいるのはもっと不思議

意識という灯りがともると

私が青々と激しく目覚める

 

大きな絵を描いて

それは遠くから来たまなざし

あの世とはあっちにある世界か

水びたしの私は

生まれたばかりの弟が旅立っただろう

光あふれる窓を見ている

 

私も歳をとり、あの5歳の何倍も

歳をとり

親が年老いるのを心配してみるが

私の足元は透明の

頼りない階段を登り続け

ついに

生きることに慣れないとため息をつく

ずるい言葉や

強い言葉でごまかす私は

私であることが頼りない

 

頼りないから

愛という巨大な穴から

キラキラした風が吹くのを

眩しげにみている

あなたという悲しみが

不在を見送る

私はあなたをどうすることもできない

 

あなたは自由だ

あなたは私からも誰からも自由だ

あちらとこちらを超えて

私もあなたも戸惑う光になる

違いがないのに

別々の人生

 

誰だって理由もなく生きる

誰だって理由もなく死ぬ

そんなことを言い切っても

誰だって理由を探すんだ

探して

探す理由のないことを知り

笑って見つめ合い

駆け出す

 

遠くから

命の光が飛び交う

私たちにはどうすることもできない

屋上に強い風が吹いている

あんまりさびしくて

大切だ

涙がこの世界を彩る

 

理由がない

理由がないことに私の理由がある

生きてみて理由があるか

ないか

わかったふうな口をきくな

星になった人を見る

風とキラ星

 

理由がない

理由がない